斜面防災設計【上岡地盤防災】(技術士事務所)blog ”個人事業主の醍醐味”を探す日々

 技術士として、斜面防災設計(下請け)技術を通じて社会インフラと建設コンサルタント業界の発展に貢献します。<技術士:建設部門、応用理学部門、森林部門ほか>大手地質調査会社を約20年、中堅建設コンサルタント会社を約10年勤め、令和6年7月に独立しました。  このブログでは ”個人事業主(技術士事務所)の醍醐味” を探す日々や過去の出来事などの思い出も含めて、技術と日常と可能な限りの地域貢献となり得る情報を泉大津市を拠点に発信して参ります。

カテゴリ: 河川・砂防・地すべり対策設計など

 「親水護岸」 水に親しみやすい⇒「親水性」 親水性に配慮した護岸⇒「親水護岸」 そうなんです。 近年は下水道の普及率向上に伴って河川の水質向上が顕著です。 例えば、どぶ川だった大阪の道頓堀川にウナギが居たりとか。 そんなこんなで、都市部においても親水護 ...

 下水管には大きく、雨水と汚水があるのはご存じですか? 汚水というのが、一般的な下水というイメージでしょうか。 トイレや台所などからの排水は、下水となります。 下水管へ宅地内から宅桝を経て放水されます。 では、雨水(下水)って何? それは、皆さんの身近な ...

 「砂防施設の全断面魚道」 河川(水路)における落差工はコンクリート構造物であるため魚類の遡上が難しいのと垂直であることからサワガニなども登るのが厳しいのが現実です。 そんな絶望的な場所を、素晴らしい加工で解決した現場を発見しました。 全断面の魚道です。 ...

 地すべり対策工には、抑制工と抑止工があります。抑制工は、主として(状況を変化させ緩和する) ・地形を変化させる押さえ盛土工,排土工 ・地下水位を下げる地下水排除工(深層、浅層) ・雨水を浸透させない地表面排水工抑止工は、主として(力で止める)   ・グ ...

 一定以上の規模の河川には、高水敷があり、高水敷を挟んで低水護岸、高水護岸(堤防)が存在しています。 これには様々な理由があり、簡単に言うと低水路(低水護岸で挟まれた中心側)は常時あるいは高頻度の出水に対しての流路で、日常で見られる河川水は、ほぼこの低水 ...

 お正月です。   TVゲームを目にする機会が多いですね。   ふとTV画面に目を向けると、ポケットモンスターバイオレットをPLAYしている状態でした。     あれ?なんか見覚え有る景色だぁと思ってよく見てみると、なんと護岸工+階段ならびに砂防堰堤がリ ...

 下水道、言葉としては漢字3文字でシンプルですが、それは奥が深いものです。 大きな分類としては次の通りです。 ・公共下水道: 市町村等の市街地における下水を排除または処理するもの。 ・流域下水道: 簡単に言うと2以上の市町村等の下水を受けて(接続して)処理 ...

 都市河川においては、矢板を用いた矢板護岸を良く見ると思います。 従来は、鉛直に護岸を立てられ(断面を最大限に確保でき)バイブロハンマーで容易に打設でき、鋼材も安価でしたので多用されましたが、近年はバイブロの振動問題や施工ヤード、鋼材の腐食等の問題で採用 ...

 洪水時に樋門、樋管がクローズして内水を本川や海へ吐けなくなると、排水機場やポンプ場が稼働して内水を排水するようになります。海沿いで高潮時の排水門クローズ時にも内水を吐き出す役割を担う場合もあります。 このような排水機場やポンプ場ですが、意外に身近にある ...

 フラップゲートって聞いたことありますか? 安価で無動力で治水性能を飛躍的に向上させることができる施設(パーツ)です。 近所で見つけてきました。添付の写真のようなもので、これは円形です。   四角形のものもあります。排水管や樋管の形状に合わせてセットされ ...

 河川洪水、内水氾濫など、局地的集中豪雨による都市型氾濫や冠水が日常的に報道されるようになってきたと感じます。   気象的な変化が、それを助長していると言われますが、ほんとのところはどうなんでしょう。 個人的には、浸透する雨水が減り、下水(雨水)や水路か ...

 砂防堰堤(ダム)の種類は、その機構によって数種類の基本形が存在します。 その基本形からの派生形もいくつかある状況です。 また、堰堤を構成する主要材料からも幾つかタイプがありますので機会があれば別途紹介します。 (INSEM材、栗石等をコアとして鋼材やブ ...

 富士山の麓で仕事をしたことがあります。静岡側です。 これまた随分前のことで、10年ほど前です。 その後、現場施工に伴って何回か富士山の麓へ行きました。 沈砂池(今は遊砂地)の設計だったのですが、近辺の完成している沈砂池も参考(勉強)に回ったりしました。そ ...

 最近は、マンホール(人孔)蓋も様々なデザインが登場しています。 イメージ戦略として正解なんだと思います。 マンホール蓋撮影や、マンホール蓋カード収集など、一定のニーズもあるようです。   また、街を歩いていると、きれいなデザイン蓋があると街のイメージが ...

 私も砂防堰堤(ダム)の設計はしたことがありますが、とにかく構造計算の前の条件設定が大変です。 条件設定のあとの構造計算は、    ・水通し部,HWL位置,袖天端の3位置で、安定計算するのが標準  ・洪水時、満砂時、土石流時のケースで検証  ・両翼へ向か ...

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