斜面防災設計を主業としております。 なので、山に調査へ行くことが多々ありました。 今は、独立して設計屋しているので現場もめっきり行かなくなりました。 そう、体がなまる。 じゃなくて、野生動物の恐怖に遭遇しなくてよくなったのです。 ほんと、現場で動物たち ...
カテゴリ: 落石対策設計・落石や斜面調査など
落石対策検討(現地調査ならびに対策設計)における重要ポイント(あくまで基本事項)
落石対策設計って、自然の斜面で、そこらへんに転がっている石が落ちてくるのを対策するっていう物理の法則に抗うことをするのですが、結構ファジーで大変です。 ファンタジーじゃないよ? さて、皆さんの周りで、 落石対策工なんて簡単だよ! って言っている技術屋さ ...
岐阜県で見つけたストンガード(落石防護柵)の継ぎ足し加工による柵高嵩増し現場
岐阜県でみつけたストンガード(落石防護柵)の継ぎ足しです。既設支柱の上に支柱を継ぎ足して柵高を上げています。 写真を撮っていましたので紹介します。 一番向こうに高エネルギー吸収タイプの落石防護柵が見えます。 既存のストンガードに継ぎ足して柵高を確保して ...
現地踏査はひっつき虫、どろぼう草との戦いでもある(主にコセンダングサ)
現地踏査や斜面調査に出ると、帰る時にかならずお供してくるのがコイツらです。 ズボンにびっしりと張り付いたコセンダングサの種子です。 長靴の締め紐にはすざまじい数がお供しています。 (猫のシッポに見えるくらいビッシリ付いてます) これですよね。これ。 ...
斜面上の落石調査と安定度評価については落石対策便覧が基本でマニアックです
道路斜面を主とした落石対策の設計業務がありますが、その基本となるのが落石発生源調査です。 この調査も設計検討もそうですが「落石対策便覧 平成29年12月」が基本となります。 この斜面上の落石発生源の調査については、斜面内をくまなく歩いて不安定と認めれる落石 ...
現場にいくと細い道で進退窮まることがある
現場に行くと、どうしても細い道を入らざるを得ないことがある。 特に、新し道路を作る関係の仕事だと現在の細い道や林道なども通らねば現場に辿り着けないことが多くなる。 その時、問題となるのが車の運転です。 そんなところに入っていくと、神経をすり潰してヘトヘ ...
現場に行くと希少生物に逢えることもある(モリアオガエル)
私が行く現場は、概ね山岳地や丘陵地の斜面ですので山の中です。 そんな山の中を歩いていると、時には希少生物に逢うこともあります。 鹿や猪はしょっちゅう遭遇します。向こうが逃げていくので被害に遭ったことはありません。 一番印象に残っているのが、山中の貯水池 ...
落石防護柵工の柵高設定時の留意点
落石対策工は、主に「落石対策便覧 平成29年12月」に基づいて設計されますが、落石防護柵工を検討する際に特に注意しないとならない事項があります。 それは、柵高の設定です。 「落石対策便覧」によると、落石防護柵の柵高については、落石跳躍高さを2mに設定すると ...