斜面防災設計【上岡地盤防災】(技術士事務所) ”個人事業主の醍醐味”を探す日々

 斜面防災設計(下請け)技術を通じて社会インフラと建設コンサルタント業界の発展に貢献します。<技術士:建設部門、応用理学部門、森林部門ほか>大手地質調査会社を約20年、中堅建設コンサルタント会社を約10年勤め、令和6年7月に独立しました。  このブログでは ”個人事業主(技術士事務所)の醍醐味” を探す日々や過去の出来事などの思い出も含めて、技術と日常と可能な限りの地域貢献となり得る情報を発信して参ります。

カテゴリ: 斜面防災・法面・急傾斜地対策設計

 公園の砂場。 子供の遊び場です。 でも、大人の勉強の場としも活用できます。 山を作ってトンネルを掘ったら、なぜ崩れない? グラウンドアーチ効果だね。 とか。 そんな感じで、今回、砂質土の内部摩擦角φについて考えてみました。 内部摩擦角とえいば、土質定数 ...

 突然ですが、大阪の箕面の滝はご存じでしょうか? この滝、箕面公園という園の中のものです。 そして、箕面公園は、大阪府営なのです。 以下、説明文。 大阪府箕面市にある明治の森箕面国定公園の一角に位置する府営箕面公園。83.8 ヘクタールもの敷地内には『日本の滝 ...

 先日、堺市南部にあるハーベストの丘へ行ってきました。 ここは、農作物や自然、動物、季節の花々と触れ合える施設です。 駐車場には産直市場も併設されていて、賑わっています。 産直市場を目的に来る人も結構、居るみたい。 そのハーベストの丘については、ホームペ ...

 前の会社に勤めていた頃、 もう5年以上前ですが、設計した砂防堰堤の付け替え道路において、設計変更(現場条件変化による)に伴う擁壁で法尻を覆う設計をしていました。 元々、対象箇所は、ブロック積擁壁工で仕戻す設計でしたが、それを施工する段階で、それも切土が終 ...

 採用してみたシリーズ。名称:「HDボルト」D222025.2頃の作業<メーカー等> 弘和産業グループ さん>>グラウンドアンカー用部品の開発メーカー | 弘和産業グループ<何の業務で使った?> 新たに築造する法面の抑止(補強)工として鉄筋挿入工を採用した。 材料 ...

 採用してみたシリーズ。名称:「NINJAパネル」M型2025.2頃の作業リサイクルプラスチックなので、SDGsな製品とも言えよう。<メーカー等> 緑興産株式会社 さん>>材料・資材販売|法面工事の安全用品なら緑興産株式会社<何の業務で使った?> 新たに築造する法 ...

 採用してみたシリーズ。名称:「グリーンパネル」レギュラーサイズ2024.8頃の作業<メーカー等> 株式会社ダイクレ さん>>日本最大のグレーチングメーカー|株式会社ダイクレ<何の業務で使った?> 変状が発生しつつある自然斜面の抑止(補強)工として鉄筋挿入工を ...

 斜面の安定計算。 簡単なようで奥が深い。 最近では3次元、疑似3次元など高度な解析方法もありますが、正直、現実の斜面にフィットさせるのは不可能で、結局、自己満足の世界なんだろうと思います。 多額のコストをかけて3次元解析して設計しても、たいして変わり映えの ...

 鉄筋挿入工(切土補強土工)については、道路公団の高速道路で多用され、NEXCO総研、高速道路株式会社の基準書の制定、改定によって一般的な工法になり、小規模な崩壊対策といえば鉄筋挿入工(切土補強土工)が主流となっています。 そんな鉄筋挿入工ですが、新設法面工の ...

 前に紹介したアンカー工のミステリーとは少し異なったものですが、車の助手席から走行中に撮影したものですのでブレています。この写真のアンカー工は、吹付法枠工と枠内受圧板の構成となっています。 このような構成は、先に吹付法枠工∔アンカー工を施工して、その後、 ...

 どこで見たのか忘れましたが、私の写真フォルダに入ってました。 車で走っていて、助手席の窓から何気なく見てた法面風景の中に突如として現れた違和感。 その正体が、コレでした。 グラウンドアンカーの受圧板で、現場打ちタイプのようですが、1枚だけ、変なのが入っ ...

 斜面、法面対策における抑止工(グラウンドアンカー,鉄筋挿入工など)の受圧板ですが、緑化性能を持った製品も多々開発されています。 その先駆けなのがグリーンパネルです。その後も各社、多数の製品があり、経済性だけで見れば物価版や製品販売価格表での比較になりま ...

 グラウンドアンカー工は、地すべり地や大きな土圧が作用する土留め工などに用いられる抑止工の一種です。定着体と自由帳部、そして頭部に大別され受圧板などの構造物によって緊張固定されます。 細かいことは、「グラウンドアンカー設計・施工基準、同解説 JGS4101-2012 ...

 工事では施工不良や品質偽装といった行為が発生することがありますが、法面工事においても同じように工事なので施工不良という問題はついてまわります。  その施工不良が故意だったか、不可抗力でそうなったかの議論は別物として、実際に施工不良によって施工した法面工 ...

 施工した法面工の現場で、稀に変状(損傷等)が発生し、それはどうしてか?どうするんだ? という話になることがあります。 自然の山を相手にするので、時には上手くいかないこともあります。 そんなこと1回も無いよって人は恐らくいないか、経験数(経歴)が足りない ...

 斜面調査における崩壊性の兆候で着目される事項として、最も目につきやすい樹木の根曲がりが挙げられます。根曲がりは読んで字のごとくなのですが、根が曲がっているというより根元が曲がっているというものです。私の経験と知識からで恐縮ですが、根曲がりを確認したとき ...

 土砂の安定勾配は、道路土工指針などにも示されるとおり1:1.0~1:1.5となっています。 土砂の土質状況によって、あるいは高さによって勾配は最終決定されるものですが、この勾配は植生工等の簡易な法面保護を併用した場合と注記されています。 一方で、自然の山地斜面 ...

 道路防災対策といっても、路線の付け替えやトンネル化といった抜本的な対策から局所的なリスクに対応するための対策まで様々であり、とても分野幅が広い。 私が専門とするのは後者の方で、局所的、あるいは特定の区間において落石や土砂崩壊等のリスクがある場所や、既に ...

 我が国の国土は斜面(山地~中山間地)ばっかりです。国土の7割を占めます。 ですので、斜面防災というカテゴリーの仕事は絶えないわけです。 しかも、景観面で配慮が必要な公園や史跡等の斜面も例外なく崩れたり壊れたりします。 そんな時は可能な限り景観へ与える問 ...

 私の業務案内にある急傾斜地崩壊対策工の設計は、民家の裏山などの危険斜面を対策するためのもので、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を民家等の居住区域から外す(解除)事業になります。 「区域を外す=生命を守る」ということなので、正確には区域を外すのが目的 ...

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