「敷鉄板」

 工事現場に行くと、結構な頻度で敷いてます。
 敷く理由は?

 前にも記事書きましたね。
[関連記事(敷鉄板の目的とは?)】 
 >>敷き鉄板の目的とは?(施工中の現場でよく見る地面の鉄板)

 今回は、その厚みについてです。
 もちろん、サイズもいろいろとあります。
 特徴的なのは、「尺」表示なこと。
 例えばよく使われる5×10(ゴトーなんて呼ばれます。)5尺×10尺です。

 出回っている敷鉄板の
 主なサイズは概ね以下のとおり。 
 厚みが厚いとこれより面積大きいのもあります。

 ・ 3×6(尺) 22× 914×1,829mm 289kg
 ・ 4×8(尺) 22×1,219×2,438mm 513kg
 ・5×10(尺) 22×1,524×3,048mm 802kg
 ・5×20(尺) 22×1,524×6,096mm 1,604kg  


 そして、テーマである厚みは以下の通り。   
  ・19mm  
  ・22mm
  ・25mm

 ここはミリなんかい!!(笑) 

 サイズは使用するエリアの面積や運搬・搬入条件で決めれば良い。だって。
 そもそも、持って行けない、搬入できない、では意味が無い(笑)
 リース品だと、市場性も考慮しないといけない。
 5×10(ゴトー)は、結構、置いてあるみたい。

 では、厚みは??
 調べたけど、明確なのは無いみたい。
 感覚??

 そう、感覚みたい。

  ・t19 住宅の建設やちょっとした工事で使う。
      つまり、重機が乗らない。小さいの使うとか。

  ・t22 一般的な公共工事でよく使う。
      つまり標準的な25tラフタークレーンや
      0.8m3ユンボとかが乗る(載る)ってこと。

  ・t25 かなり大きめの重機が入らないとならない大規模工事とか。
      クローラークレーンとか、大型ユンボとか。
      あとは地盤が緩いと鉄板が沈む(たわむ)ので厚くしないとならない。
 
 そんな感じ、
 なんだって。

 確かに、置く場所によって、力のかかり方が違うものね。
 柔らかければ「たわむ・曲がる」。
 硬ければ「圧縮」。
 硬くて凹凸あれば「せん断的な曲げ」も発生する。
 そもそも硬くて凹凸ある場所に敷いたらダメやね。両方痛む。

 最近は、ゴム敷ってのがあるみたいですよ。
 これ。
 能登半島の穴水駅前で見つけたやつ。ここは歩道用で小さいけど。大きいのもありますよ。
 滑らない。凸凹、段差に追随する。
 なかなか、良い選択肢だと思います。
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 そんなんで、解決できるかな。
 手をかえ品をかえ、あらゆるシチュエーションに対応してく。
 それこそ、技術です。

 勉強になりました。
 つまり、私の仕事だと、ほぼt22を計上しとけばよいってこと。

 こんな感じで、敷鉄板を敷く計画?を図面にします。
 数量計算書に、計上しないといけないので、想定使用枚数。
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 なぁ~るほど!
 知れば納得。
 解れば、簡単。

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 ちなみに、こんな使い方しているのも見たことあります。
 大型土のうの上に、敷鉄板敷いて、作業ベースを構築している現場。

 沿岸部の護岸沿いに構築されていました。
 よいアイデアですよね。
 回収も簡単です。
 土提だと、土砂流出が懸念されますものね。