採用してみたシリーズ。

名称:「MK受圧板」
SQ60KN型
2025.8頃の作業

リサイクルプラスチックなので、SDGsな製品とも言えよう。
規格が上のSQ130KNは、アルミ合金製。

<メーカー等>
 前田工繊株式会社 さん

<何の業務で使った?>
 災害復旧で、既設構造物を撤去し、その背面を急勾配法面化するために抑止(補強)工として鉄筋挿入工(切土補強土工)を採用した。  
 実は、同時期に、ほかにも急傾斜地の石積み補強対策にも採用しました。
 法枠工、田パネル、グリーンパネル、NINJA等と比較して最も安かったので採用した。

 検討時の概算価格比較
 ・グリーンパネル  24500円
 ・田パネル     24000円
 ・NINJAパネル 22000円
 ・MK受圧板    18000円
 (いずれも0.6mクラスサイズ)

<何の製品(工法)?>
 鉄筋挿入工(切土補強土工)の受圧板。
 660×660×55mmのスクエア型(四角)
 リサイクルプラスチック製
IMG_2025[1]

<特徴は?>
 緑化可能パネルである。
 材料や緑化コンセプトがグリーンパネルの系統に近いと思われる。
 リサイクルプラスチックでエコ。
 SDGs
 NETIS登録番号:KT-200029-A

<コストなど(採用時の概算)>
 
 先ほどの製品代に加えて「据え付け費」が必要。
 概ね2000~3000円くらい。

 製品価格などは、
 土木コスト情報にも掲載されている。
IMG_2024[1]

<採用した感想> 
 設計に際して、はじめは法枠工と違って展開図を書く際に簡単に思えた。
 しかし、実際のところは、採用した法面は縦断勾配があり、かつ折れ点もあったので、標高でコントロールできない状況であった。
 つまり、配置面(対象範囲)展開図に@1.5mで千鳥で面的に上手く配置するのに苦労した。
 法長が短くなる斜に小さくなっていく形状等で、いかに配置するかがポイント。
 (法枠でも結局同じだが)
 水平あるいは一定傾斜でコントロールされた法面であれば、標高コントロールあるいは一定傾斜で展開できるので、そうでない場合は展開するのが大変。
 おっと、これは、鉄筋挿入工の展開を行う際は、どんな受圧構造物でも同じこと。
 この製品に限った感想ではないことは過去の記事でも同じこと。
 失礼しました。
 (毎回言っている)
IMG_2023[1]

 製品採用の感想としては、使い勝手はいいです。
 構造図も簡単だし、薄いから鉄筋挿入長が取れるので有利(鉄筋全長で長さ50cmラウンドなら)。
 同条件で法枠工だと、枠高分の挿入長が消える。
 パネルの高さが55mmなので、鉄筋挿入長が長く取れ有利になりやすい。
 (定着層が土砂や安全率がシビアな場合)
 これ、意外に盲点なんです。
 受圧板の厚みと、鉄筋長50cmラウンド。
 これ、かなり有利に効く。
 (これも何度も言っているかな)

 ちなみにグリーンパネルは40mm。  
 MK130KNタイプなら35mm。
 超シビアな安全率なら、MK受圧板OK、それより厚い受圧板OUT、って結果もあり得る。
 そこまでシビアな解析はしたくない~。

以上