富士や雲仙、桜島などと並んで有名な火山、霧島。
 当然ながら火山砂防対策工も存在します。

 私が霧島に行って見てきた火山砂防(遊砂地)について写真を紹介します。
 いずれも、道を歩いて行って撮影できた場所なので、限られたモノとなります。

■見学事例(1)

 湯之元川だと思います。
 住宅の多いエリアの直上流で、簡単に見ることができたと記憶しています。
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 堰堤の水通しが広いですね。
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 上流の堰堤群を見た写真です。
 遊砂地内の状況も良くわかります。
 管理用の坂路が右岸にありますね。
 (写真では左側)
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 下流側堰堤の水通しの部分です。
 ズームで寄って、なんとか見えましたね。


■見学事例(2)

 荒襲川だと思います。
 写真で見えている橋梁を架け替えている時に見学しました。
 写真を撮っているのが、仮設の橋だと思います。
 そこから下流を眺めたのが下の写真です。
 
 恐らく、土石流などを、橋の下を潜らせるのに十分なクリアランスが無かったので、新橋は高い位置を通したのだろうと推測されます。
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 橋の上流に、上流側堰堤があり、橋梁を潜って遊砂地に入ります。
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 下流側の堰堤です。 
 かなり貯砂容量はありそうです。
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 特徴的なのは、下流の堰堤より下の渓流保全工沿いに、整流用?と思われる鋼製柵がいくつもあることです。朱色に見えている鋼製部材の構造物です。
 オーバフローを渓流保全工内へ誘導する役目を果たすのは間違いないでしょう。
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 どうですか?
 見た事あるだけで、何かの役に立つでしょ?
 百聞は一見に如かず。

 技術とは、勉強でしか培われないのです。
 知らんけど(笑)


 ちなにみ、富士山の麓にある遊砂地を見た記事もあります。
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 >>綺麗な富士山を眺めながら現場を歩く(富士山麓には砂防沈砂地:游砂地がたくさんある)