「なぜクランク状にしたか意味不明」

 家の近所で、南海本線が高架化による道路の改良が続いています。
 いままで通れなかった線路横断部分が高架化により踏切レスで通過できるようになっていっております。

 そんな中で、一部の道路(大きめの)で、横断歩道が不可解な配置になっています。
 下の写真です。
 高石市で見つけました。
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 線路(高架)沿いの側道から来た車両を右折させないために中央分離帯があります。
 アイランド状に配置された分離帯なのですが、これを突き抜けて横断歩道があります。

 さて、横断歩道は直線では無く、クランク状に配置されています。
 最初は、安全対策、つまり、一気に渡ろうとして事故にならないように、中央のアイランドで一旦止まってもらうためにクランク状に配置した。
 そう思いました。
 
 でも、ですよ。
 そうだとしたら、この写真を見て分かるように、一気に突っ切れる場所もあるのですね。
 これ、止まらないでしょ?
 子供だったら、一気に行くのでは?
 真ん中に1m以上のストレート・コースが空いているんです。
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 少し斜めに見てみると、やっぱり一気に抜けられるルートは残っている。
 サッカーとかで言うシュートコースが開いている状態では?
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 う~ん。。。
 何の意味があって、クランク状に配置なのだろう?
 この状態なら、むしろ真っすぐ一本道でも良かった気がする。
 誰か教えて(笑)
 気になるぅ。

 後日、
 別の場所で、同じようなクランク状に配置を見つけました。
 泉大津市役所の近くです。
 こっちは、ちゃんとクランク状に配置です。
 一気にいけません。
 シュートコースは開いてないでしょ?
 これだったら、アイランドで必ず止まります。
 これならば安全のためと思えます。
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 そして反対側から。
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 シュートコースは無いですよ。
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 アイランドはガードレールで囲われています。
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 アイランドの中。
 完全なクランク状です。
 これなら安全性を確保できています。
 納得の形状です。


 いかがですか?
 こんな街中のワンシーンで考えることも、技術者には必要なんですよ~。
 特に、専門じゃない分野の。
 道路専門の技術者なら、たぶん、答えを知っているのでしょう。
 
 皆様も、都市伝説ならぬ、街中ミステリーを探してみてはいかがでしょうか(笑)