採用してみたシリーズ。

名称:「HDボルト」
D22
2025.2頃の作業

<メーカー等>
 弘和産業グループ さん
>>グラウンドアンカー用部品の開発メーカー | 弘和産業グループ

<何の業務で使った?>
 新たに築造する法面の抑止(補強)工として鉄筋挿入工を採用した。
 材料コスト、頭部周りの品質(耐久性等)向上面を評価して採用した。

 検討時の概算価格比較
 ・通常のベルキャップ 1.05
 ・HDボルトシステム 1.00

<何の製品(工法)?>
 鉄筋挿入工(切土補強土工)の補強材+頭部処理材。

<特徴は?>
 頭部キャップにオイルを入れない環境負荷軽減タイプ。
 キャップとナットが一体型で部品数も減少。
 頭部から地中50cm程度のリスク区間に二重防食を施し対応。
 亜鉛メッキ+飽和ポリエステル。
 シースをなくして頭部処理を簡単に。
 口元のグラウト充填不良の場合でも補強材に二重防食がなされており安心。
 
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<採用した感想> 
 設計に際して、材料部分だけを入れ替えるだけなので、容易ではある。
 通常版と両方用意して、好きな方を選んでもらえばいい。
 鉄筋挿入工の構造計算も、一般的なベルキャップ使用時とかわらない。
IMG_8513

 ただし、頭部二重防食鉄筋(1m)と、その先の通常メッキ防食鉄筋をカプラーで連結するため、通常よりカプラー個数が増え、必ずしも安価となるわけでは無い事に注意が必要である。

 でも、恐らく、ちゃんと積み上げればHDボルトの方が安くなると思います。
 商売上、そんな感じで、価格設定もすると思うので。

以上