採用してみたシリーズ。

名称:「NINJAパネル」
M型
2025.2頃の作業

<メーカー等>
 緑興産株式会社 さん
>>材料・資材販売|法面工事の安全用品なら緑興産株式会社

<何の業務で使った?>
 新たに築造する法面の抑止(補強)工として鉄筋挿入工を採用した。
 法枠工、田パネル、グリーンパネル、NK受圧板と比較して最も安かったので採用した。

 検討時の概算価格比較
 ・グリーンパネル  33870円
 ・田パネル     33839円
 ・NINJAパネル 29520円
 ・MK受圧板    33802円
 (いずれも1mクラスサイズ)

<何の製品(工法)?>
 鉄筋挿入工(切土補強土工)の受圧板。
 911×911mmのスクエア型(四角)
 (クノイチというサイズ)
 (634サイズは、ムサシ)
 語呂合わせなんですね。
 リサイクルプラスチック製
IMG_8512


<特徴は?>
 緑化可能パネルである。
 材料や緑化コンセプトがグリーンパネルの系統に近いと思われる。
 リサイクルプラスチックでエコ。
 NETIS登録番号:TH-140015-VR

<コストなど(採用時の概算)>
 採用したM型
・NINJAパネルM27,000円
・据え付け費     2,502円
・合計       29,502円/枚(基)

 土木コスト情報にも掲載されている。
 メーカーHPに以下の記載がある。

<採用した感想> 
 設計に際して、はじめは法枠工と違って展開図を書く際に簡単に思えた。
 しかし、実際のところは、採用した法面は道路縦断に沿って傾斜しており標高でコントロールできない状況であった。
 つまり、配置面(対象範囲)展開図に@1.5mで千鳥で面的に上手く配置するのに苦労した。
 法長が短くなる斜形状で、いかに配置するかがポイント。
 (法枠でも結局同じだが)
 水平あるいは一定傾斜でコントロールされた法面であれば、標高コントロールあるいは一定傾斜で展開できるので、そうでない場合は展開するのが大変。
 おっと、これは、鉄筋挿入工の展開を行う際は同じこと。
 この製品の感想ではない。
 失礼しました。
 (毎回言っている)
IMG_8511


 製品採用の感想としては、使い勝手はいいです。
 構造図も簡単だし、薄いから鉄筋挿入長が取れるので有利(鉄筋全長で長さ50cmラウンドなら)。
 同条件で法枠工だと、枠高分の挿入長が消える。
 NINJAパネルの高さが55mmなので、鉄筋挿入長が長く取れ有利になりやすい。
 (定着層が土砂や安全率がシビアな場合)
 これ、意外に盲点なんです。
 受圧板の厚みと、鉄筋長50cmラウンド。
 これ、かなり有利に効くよ~
 (これも何度も言っているかな)
 ちなみにグリーンパネルは40mm。
 超シビアな安全率なら、グリーンパネルOK、それより厚い受圧板OUT、って結果もあり得る。
 そこまでシビアな解析はしたくない~。

以上