今は電子納品の時代。

 建築屋さんも、土木屋さんも、測量屋さんも、工事屋さんも。
 CADで図面描いて、CD、DVDに焼き付けて納品。
 最近では、オンライン納品なんて方式に変わってきている。

 電子納品の差し替えや修正後のCDが混乱して、最終成果が判らなくなるなってこともあったので、オンラインにするとデータ元が一つになって良いかもしれません。

 しかし、そうすると差し替えや修正があったら面倒になる。
 ルール上は業務終了後に差し替えるってのはグレーなんですが、実際には直して欲しいとか追加して欲しいとか、時にはデータが間違えてる(古い図面が混じっている)とか、いろいろ事情があって差し替えることはあると思います。

 ここだけの話、成果内のミスで差し替えることもあるでしょう。
 仕様書には、納品後に間違いが認められた場合は速やかに修正することが明記されていますので、修正、差し替えることは認められている?義務?なので、差し替えることは十分あり得ることなのです。

 その時、いつまでアップロードできるかが問題です。
 普通は工期終了後、1か月とかでアクセス権を消失するはずなので。。。

 そんな電子納品の時代、次のステージCIM/BIMに移行が進んでいる状況ですが、以前、ある官公庁の階段の最上段踊り場に図面棚があり、図面筒が無数に置かれているのを見つけました。
 
 懐かしい!!
 そう、思って、写真を撮りました。

 昔は、この筒を持って、納品に行きましたね。

 筒の中には、マイラーやトレーシングペーパーにプロッターで書かせた図面が入ってます。
 その前は手書きです。

 ちなみに、私が入社した頃は手書きでした。
 擁壁の設計図をシャーペンと定規で書いてました。 
 ドラフター使って。
 ドラフター知らんやろなもう若い人は。

 過渡期ではインクジェットプロッターで、方眼線を書かせたりしてましたよ(笑)
 CADの図面に、方眼線を入れて、設計図と一緒に書かせる。
 消しゴムで消したら方眼線も消える(笑)

 書いてて思ったけど、青焼きも知らない人多いのでは?
 筒に入った原図から青焼きして、A1図面をA4に折って、黒金製本(黒表紙金文字打ちビス止め)報告書の後ろに図面袋付けて入れる。

 会社名に「〇〇青焼き」「〇〇青写真」なんて入っている会社、もう無いかな。
 昔は、製本屋さんてのが沢山あって、そんな名前でしたよ。
 年度末は、製本屋さんは寝る間が無かったって時代です。

 そんなん知っているの私のようなオジサン世代以上でしょ。
IMG_1440

 この素晴らしき図面筒たちよ。
 懐かしいね。

 これも、いつかは捨てられてしまうんだろうな。
 最後?に見れて良かった(笑)