斜面防災設計を主業としております。
 なので、山に調査へ行くことが多々ありました。

 今は、独立して設計屋しているので現場もめっきり行かなくなりました。
 そう、体がなまる。
 じゃなくて、野生動物の恐怖に遭遇しなくてよくなったのです。

 ほんと、現場で動物たちと遭うと、背筋が凍ります。
 熊だったら死を覚悟しないとなりません。
 今までクマに遭わなかったのが幸運です。

 遭遇する野生動物は、主として鹿です。
 キャン、キョン、キュン?のような鳴き声が聞こえるので、近いと解ります。
 時に、写真のように急に目の前に現れます。

 恐怖です。
 この角、わかります?
 デカイ尖ったツノ。。。。

 去年も、腹を刺されて重傷負ったってニュースを聞きました。
 福知山市だっかかな?

 とにかく、やる時はやる奴らです。
 (悪い意味で)
IMG_2894
 
 とにかく、遭遇したら、そっと、逃げる。
 刺激しない。

 イノシシはもっとやばい。
 突進され、噛まれ、斜面上でタックルされたら転落する。

 落石調査で、自分が落石になります。
 斜面崩壊調査で、自分が斜面を崩壊、滑落します。
 これは悲惨です。

 冬は草木が少なく、毛虫や害虫にやられるリスクが減り、夏のヤバイ虫のナンバーワンであるスズメバチも居ないので結構ストレスは減りますが、野生動物はむしろ餌が少なく気が立っているので怖いです。
 冬はクマがいないので、それが嬉しいですが。

 夏は、スズメバチですよね。
 黄色いガン型強力スプレー持参ですよ。
 そしてマムシ。
 南紀田辺の地すべり地の地表踏査(調査)で、梅林横の作業道で寝転がって休憩していたら、頭のすぐ上にマムシが通ってたって恐怖もありました。
 1mほど先に。。。。
 ギャー!!
 ありえん。

 落石調査や、斜面内の現地踏査は、単に自身が滑落や転倒しないように注意する以外にも、野生動物やスズメバチのような害虫に注意が必要なのです。

 さらに、最も重要なことは、下方に道路があったり民家がある場所での斜面調査では、落石を起こさない、モノを落とさない。
 こんな注意も要ります。

 現地調査って、結構大変な作業なんだから。
 調査屋さんの苦労も解ってあげてください。
 設計屋さんは調査屋さんの苦労を理解し、
 調査屋さんは設計屋さんの苦労を理解する。

 それこそ大事なこと!

 あれ?野生動物の遭遇の話じゃなかったけ?(笑)