上岡地盤防災では、仕事を受ける際はいくつかのパターンで受けております。  
 もちろん、それは、お客様(建設コンサルタント様など)のニーズに合わせてのことです。

 大きくは、ある程度のカタマリとして一式を御発注頂くというものと、パーツだけ御発注頂くというものに分かれます。
 事例を示した方が解りやすいですね。

(1)CASE-1 初めから終わりまで一貫して御依頼頂けた例
<<<一式(カタマリ)での受注例>>>
 とある法面予備設計~詳細設計での実施例です。
(予備設計と詳細設計の同時発注積算のケース)

5章 地質調査結果の整理
6章 想定される崩壊機構と対策方針
7章 地盤定数の検討
8章 法面実施設計
 8-1.基本条件
 8-2.対策工法の選定
 8-3.植生保護工の選定
 8-4.第1案 法面工の検討1(法枠+鉄筋挿入)
    第2案 法面工の検討2(グリーンパネル+鉄筋挿入)
      プレキャスト受圧板の比較検討
 8-5.第3案 抑止杭工の検討
 8-6.工法比較検討(比較検討一覧表)
 8-7.採用工法の詳細設計
   (採用案の構造計算)
9章 仮設工(施工計画提案)
10章 設計図・数量計算書
11章 施工時の留意点
<別資料>
・総合検討(既往設計と今回箇所の違いについて)
・構造計算書一式(予備設計部分)
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 このような部分を一式で受注させて頂きまして、確認を取りながら履行するのがカタマリで、一式での受注となります。フォルダ分けしてPDF(ドキュワークス)とオリジナルファイルを提出致します。
 私としては、これをお奨めします。
 特に、お客様(ご担当者)が不慣れな業務の場合、
 これを機に技術を是非盗んで欲しいと思います。


(2)CASE-2 パーツとして一部を御依頼頂いた例
<<<パーツでの受注事例>>>
 一式での発注は金額も高くなるので厳しい!と仰られるお客様もおられます。
 その際は、部分的に発注頂くという形になります。
 擁壁工の検討で、断面決定と計算書の作成パーツの実施例です。

〇.計算条件設定
(土質定数などの提案をさせて頂きます)
〇.落石防護柵工基礎擁壁の安定計算(断面検討と擁壁安定計算)
 〇-1.重力式擁壁のケース
 〇-2.もたれ式擁壁のケース
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 このように、業務の一部分、あるいは比較検討案のための根拠検討などのパーツだけを受注することも可能です。
 当然ながら、金額も低くなりますが、検討する上での基本条件などは、ご提示いただくことになります。
 つまり、決まった条件下での作業ということです。
 ですので、契約額(技術料)も低くなるということです。 


(3)どっちがいいいの?
 これについては、各会社の基本方針があると思いますので、私の方から強くは言えませんが、できれば一式で御発注頂くと一貫して整合するのと、私の強みを生かせるので良いのではと思います。
 もちろん、受注額が大きくなるので、そういう面でも正直、嬉しいです。
 また、お客様の事情に合わせて、ケースバイケースで受注することも可能ですので、お気軽にご相談いただければ幸いです。

 このへんの考え方については、以下の記事にも記載しております。
 興味のある方は、一読お願い申し上げます。
 私のブログ内で関係しそうな記事を2つ示しました。

関連記事<1>(成果としてある程度のカタマリで御依頼頂いた方が良いと思っている理由)】
  ↓ ↓ ↓
 私の強みは報告書スタイルで成果をまとめる事です(単品でも可能ですがお薦めはしてません)

関連記事<2>(斜面防災設計の報告書は、理屈を明確に示すことが重要な件)】
  ↓ ↓ ↓
 斜面防災の仕事は基準はもちろん報告書に示す理屈がさらに大事 


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