技術業務と書きましたが、技術業務に限らず、難易度に限定されず、落ち着いて作業を進めることが大切です。

 もしも、急ぎの作業や期限が迫っているなら、落ち着いて、急いで!
 って、言うかも知れません。

 そもそも、作業を進めるに際して、ゴールイメージ(何が出来上がるか)、作業過程(何をしなければならないか)がハッキリと頭に無いとちゃんとしたモノは出来上がりません。
 これ、当たり前。
  
 ですが、新入社員や若手技術者には、これが解らない。  
 とにかく!やらなきゃ!間に合わない!  
 とにかく!コレ!やらなきゃ!

 と、納期や、期日前にパニックになって滅茶苦茶な内容の成果を出すってのが多いのです。

 そう、仮にモノのカタチが出来上がっていたとしても、中身はボロボロなことが多いのです。
 なんでそうなるのか?

 はじめに申し上げました。
 ゴールイメージや作業の過程イメージを持たずに作業を進めるからです。
 単純に言うと、何していいか解ってないのに、なんか作業する。
 とりあえず、解る部分(解りそうな部分)だけでもやって、あとは適当に過去の資料をくっつけておく、みたいな感じで作業をやってしまうのではないかと思います。

 無論、こんな資料や成果など外へ出せず、手直しに無駄な時間と労力を費やしてしまうのです。
 ただし、今回はやっちまったケド、これを糧にして次回から改善できたなら儲けものです。
 失敗から学んだという事で、アリです。

 問題なのは、このような失態を繰り返すこと。
 往々にして、このような失態を繰り返すのは、同一人物で、しかも治らない。
 恐らく、感覚が違うのだと思います。
 (当然、人の気持ちや考えていることは他人には理解できません)

 そういう繰り返す人には、恐らく、何千回言っても同じなんだと思います。

 そうやって、デキルやつ、と、デキナイやつ、をフルイ分けされていってたなぁと痛感します。
 ですので、新入社員や若手技術者は、とにかく、ゴールイメージ、作業の過程がイメージできるまで必死に先輩や上長に聞いて、理解して作業にかかるようにしましょう!
 そして、なんか違うかな?と思ったら、手元の作っている資料と、自分が考えている作業を上長や先輩に説明して正しい方向かチェックしてもらう。(合っていると思っても途中で聞きな)
 そして、まちがっていたら方針、方向補正していけばいいだけのこと。

 あんまり聞いたらアホと思われるから、あるいはデキナイやつと思われるから、と思って納得あるいは理解せずに滅茶苦茶な結果を出すと。こっちの方が、確実にアホと思われるから。

 とにかく、頑張れ!
(頑張れって言うなって言うけど、頑張るしかないじゃん!ほかに手ある?)

 ベテランになったら、報告書の全体イメージを確立したあと、各部署やプレイヤーに作業を分担し、それを統括してカタチにするって作業が日常になる。
 しかも、発注者との折衝をしながら、その予算や工程も管理する。

 一見、手を動かしていないような上長や管理者も居るかもしれません。
 でも、実際に、実績を上げている上長や管理者を口だけだって思わないことです。
 その実績を裏付けるような難易度の高い折衝や管理を見えないトコロでしているのです。

 やってる!やってる!なんてアピールしている
 上長、管理者は、ホントにやって無いかも知れませんが(笑)
 (とにかく、実績上げている人は、絶対に努力しているから、間違いない)
 
 働き続ける限り、ゴールイメージや作業過程をイメージする能力(スキル)は必須なのですよ。
 最初が肝心。若いうちに理屈や理詰めで理解しておくことが肝要なのです。
 
 この能力を身に付ければ、才能を手に入れたと思ってもいいです。
 別の記事に書きました、身に着けたスキル=才能である。と。
 別の記事には、自主的にハイスピード作業ができるのは才能であると書きました。
 ハイスピード作業はゴールイメージや作業過程が理解できていないと不可能です。
 参考に読んでみてください。

 【参考記事(自主的ハイスピードは才能だと思う)】
   ↓ ↓ ↓
 毎日の仕事での追われるのでは無い自主的ハイスピードは才能だと思う 

 殴り書きの記事ですが、案外、重要なこと、示したつもりです。
 (解っている人は、今更なんてことない記事だわ、って言うくらい基本の話ですが)