バックホウとか、ユンボとか、現場の掘削機械を呼びます。
 でも、同じ機械を、違う名称で呼んでます。人によって言い方が違うのです。
 なぜでしょう?

 調べてみると、英名だったり、メーカー製品名だったり、そもそもバケットの向きで、正式には呼び方は変わる(違うタイプになる)そうです。
 バケットの向きで呼び名が変わる。そこは知ってましたけれども。
 なんとなく、人が言う呼び名で、その場を合わせる自分が居ました。
 さて、あなたは写真の掘削機械をなんと呼びます?
 私は、パワードラグと言いたいところですが、バックホウって言いますかね?
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 写真は、CAT:日本キャタピラーの製品ですね。320型。
 標準バケット容量0.8m3ですので極めて標準機です。
(近所で見かけた掘削機械。道路改良工事中でした。)
 余談ですが、この機械は2.9tクレーン対応機です。
 クレーン対応機でないバックホウのバケットで荷を吊るしたら違法なのです。
 意外でしたか?対応機には明示がありますよ。

 さて本題に戻して、
「油圧ショベル」という呼び方が、建設業界では標準的なものだそうです。
「バックホウ」は、英語での呼び名のようで、現場では、バックホウ、ユンボって呼んでいる人が多いように思います。
 その「ユンボ」ならびに、「パワーショベル」は、製品(メーカー)名称です。
 そして「
ショベルカー」は一般の方も言う表現ではないでしょうか。
 子供の玩具もショベルカーって表記が多いでしょう。
 
 私がパワードラグって言いたいところと申したのは、
 私が工業高校時代に習ったのが
  「パワードラグ」は、手前に掘るバケット装着したもの
  「パワーショベル」が、向こうへすくい上げるバケット装着したもの
 という風に習ったことからです。
 もう30年以上前の話ですから今は違って当然です。

 余談ですが、
 新卒入社試験の面接で、よく見る掘削する機械でバケットの向きで呼び名が違いますけど、ご存じですか?と、手で掘るジェスチャーをしながら聞かれたことを今でも覚えています。
 ちゃんと、答えましたよ。
 懐かしい。