工業高校に在籍していた時に入学時に一斉購入で手元に来たポケコン。
 いまポケコンって言葉あるのかな?
 
 調べてみると、ポケコン=ポケットコンピュータは、1980年代にポケットにおさまる大きさの携帯用小型コンピュータとして活躍していたようである。そして、タブレットやスマートフォンの普及により、2015年で全ての製品が生産終了したとある。

 これは、もう、レトロ・アイテムだ。
 もう、新品は存在しない。
 「SHARP PC-1417G」CR-2032×2個で動く。
 昔は高かった電池も今は110円(税込み)で2個買える。セリアで購入。
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 (表側と裏側の写真です。年代を感じるフォルムです。)

 私は、この愛機を今も1軍で使っています。  
 電卓としてなので、十分過ぎる性能です。
 ただし、ポケコンは、関数電卓と同機能なので試験会場等に持ち込めません(電卓可の試験の場合)。

 気に入っている特徴として、ディスプレイが横長で、かつ計算がスクロールして長い式を入力して、カーソルで動かして途中の修正ができる。
 1回計算をRUNした後、結果がおかしい時やエラーが出た時、元に戻って式を直しつつトライアルできるのである。既往計算結果を再現して、今回計算したい値を代入することでミスが激減する。  
 普通の計算機みたいに、一発計算オンリーではないのが利便性が高いところ。
 (もちろん関数電卓で同様の仕様はあるが、ポケコンは表示数が横に長くて見やすい)
 手放せない。

 当然ながら、電池が少なくなると表示が薄くて見えなくなる。
 電池の消費量自体が小さいので、数年に1回の頻度での交換となる。
 もう何度も電池交換しているが、交換の際に壊れないかと心配が尽きない。

 今回もうまく交換できたので胸を撫でおろした。
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 ドライバーでネジを外してカバーをあけたところ。
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 電池を交換します。古い電池にバツマーク書き込んで取違いを防止します。
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 交換後、文字がはっきり見えるようになりました。
 (交換前は撮り忘れましたが、ほぼ見えない状態でした)

 まだまだ現役で使えます。