建設コンサルタントの業界においても「資格」は重要であることは周知の事実ですが、元々法律で定められている資格があるほか、更新時に必要なCPDを年間50時間ほどの単位(時間)で確保することが容易では無かったです。

 それが、コロナ過を経て、WEB講習会の普及とWEB講習会でのCPD記録の発行や記録OKとなってからは随分と気が楽になったように思います。

 ところで、基本ですが、CPDとは何でしょう。
 技術士会に示される、「 技術士の継続研鑚(CPD:Continuing Professional Development)は技術士法で定められてる。」のとおり、技術士であれば、技術士法に則って記録を登録していくことになります。
 私は、公益財団法人 日本技術士会でCPDを登録しています。 
 毎年の登録費用(技術士会会員なら無料、非会員でも2,000円と安い)を収めて記録をWEB上で登録していきます。

 そんなCPDですが、要は外部講習会(公共で実施されているプログラム)を受講して、受講記録や参加資料をエビデンスとして持っていれば基本は登録可能です。
 ですので、WEB講習会を聴講して、証明書をメールで送ってもらい、それをCPD登録するという流れになります。

 もっとも手軽なのは、WEB講習会です。
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 WEB講習中に仕事もできる。
 集中して聞きたいテーマが来たら講習会画面側に集中。

 このように、WEB講習会がCPDとして認められやすくなったことで、年間50時間ほどの単位も苦労はしなくなった気がします。
 
 そんなWEB全盛の時代ですが、私の意見としては、時には現地へ行って受講することが重要だと思っています。
 私も、今年は宮城県仙台市で開催された「2024 年度 公益社団法人日本地すべり学会  第63回研究発表会及び現地見学会」に参加してきました。
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 ホテル代はケチって駅前商店街のカプセルホテルに泊まって3日間参加しました。
 やはり現地で聞くのは、仕事をしない絶対集中状態とならざるを得ないので、良き受講になります。(昼寝している人も見かけますが。。。。)

 各セクションごとに気になるテーマがあり、あっちこっちの会場を行ったり来たりしました。
 「切土補強土工法設計・施工要領 改定概要(令和6年7月版)」改訂版情報も、ここで知りました。
 ちょうど出た直後くらいだったかと思います。
 
 併せて、会場には新技術紹介で展示ブースがあり、各メーカーの人たちとの交流もできます。
 
 そして、現地へ行ったついでに、観光。
 あくまで近所の観光です。
 仙台では、仙台城址、商店街、昔の会社の同僚と一杯などでした。
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 仙台城址の伊達政宗さまです。
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 名物のずんだシェイク。うまい!
 藤崎本館のドリンク売店で購入。
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 仙台城址の櫓か門か忘れましたが発掘調査中でした。これも見聞。
 そして、観光してばかりでは無く、技術的な見聞もしましたよ!
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 塀の足下を補強するかごマット。道路(歩道)沿いです。
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 本丸のある高い石垣の足下付近で発見したクラックゲージ。
 石積みの開きを見ていたのでしょうか。
 こんな小さいの見つけてしまうなんて、職業病です。
 (斜面調査や点検業務では景色などの違和感を瞬間で感じる眼力が要る)

 そんなことで、たまには現地へ行って、CPD?を満喫してくるべきであります。

 参考になるかどうか解りませんが、紹介しました。