「砂防施設の全断面魚道」

 河川(水路)における落差工はコンクリート構造物であるため魚類の遡上が難しいのと垂直であることからサワガニなども登るのが厳しいのが現実です。
 そんな絶望的な場所を、素晴らしい加工で解決した現場を発見しました。
 全断面の魚道です。

 別の仕事で訪れていた福岡県内で発見しました。
 通常、落差の部分は鉛直あるいは1:0.2ほどの急勾配となっていますが、写真で見られるように30度くらいの傾斜で石張りコンクリート斜流路になっています。
 しかも全断面加工。
 これだと魚類も爬虫類も甲殻類も登れます。
 これだと水の流れている部分と無い部分があり、多様性も演出できています。

 素晴らしいと感動したのは私だけ?
 一緒に行ってた同僚(後輩)は、ふーん、といった感じで気にも留めていなかったのが残念でした。
 見聞を経験としないんだぁ。。。と感じた記憶があります。
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 これで、将来、落差工で生物に配慮する方法は?
 と問われた際に、こんな方法ありますよと答えられる見聞をストックできました。

 いつか役にたつ。
 そんな長い目で見た気持ちも必要ですよ。

 写真フォルダを見ていたら、もう少し写真があったので、追加しておきます。
 勉強になれば幸いです。
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 上流側はまだ工事中でしたので、袋詰め玉石の護岸ですね。
 水が流れて行く様がよくわかります。
 垂直落差と比較して、なんか登れそうな雰囲気がします。
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 こちらも上流側は未整備状態でした。
 最初の写真と似た感じですね。

 ほんと参考になれば幸いです。