河川洪水、内水氾濫など、局地的集中豪雨による都市型氾濫や冠水が日常的に報道されるようになってきたと感じます。
気象的な変化が、それを助長していると言われますが、ほんとのところはどうなんでしょう。
個人的には、浸透する雨水が減り、下水(雨水)や水路からの放流水が集まってきて、低いところでスプラッシュしている事もあると思っています。コンクリートで固めて、浸透しないようになってしまったことも、このような内水氾濫を助長しているはずです。
当然ながら、雨の降り方が強くなっている(高降雨強度化)ことが最大要因には違いないでしょう。
このような内水氾濫を防ぐためには、浸透桝や個人宅でのバケツ貯留など、流出量を抑える対策を進めていくことも大事ですが、決定的な防災対策として地下バイパスや貯留施設が必要となります。
最近のテレビでは、ときどき地下の貯留施設の映像や、大口径放水路などが紹介されることがあります。大阪市内でも、寝屋川の下に大口径貯留施設が作られています。
全く寝屋川とは現場が違いますが、2011年に福岡市内のホテルに宿泊した際、窓から見えた巨大な立坑です。おそらく、これは地下(排水)貯留施設の施工中のものだったと推察されます。
こんな巨大な施設なんですよ。
これ、めったに見れないのに、ホテルの窓から見えてラッキーでした。
これは運がよかった。

そんな大規模な施設は良く知られるところでありますが、身近なところでも案外と整備が進んでいたりします。私の近所にも、そんな地下バイパス河川を発見しましたので紹介します。
地下バイパス河川の入り口写真です。

両側にあるのが常時水路です。真ん中が出水時に機能する地下バイパス河川です。
流木等の異物や、誤って人が流されないように鉄柱が立っています。
その流入口を上流から見た写真が次の写真です。

両側が常時水路。真ん中が出水時の地下バイパス水路。
次の写真が、入口部分より下流の区間を見た写真です。
通常の流路しかありません(見えません)。

親水護岸として整備されています。
これより上流でピークカットされますので、ここから下流は氾濫の危険性は原則として無い状況となっています。住宅密集地ですので河道を拡大することが難しく、海が近いので河床を下げるのも難しかったのも地下バイパス対策となった理由では無いかと推測します。
次の写真は、入口より上流です。

入口よりも上流側は改修工事が進んでいるようです。
上流へ向かって、矢板∔化粧板護岸により河床が下げられ河道断面が拡大されています。
写真の最上流部では旧河道断面が見えますが、だいぶ河床高が違います。
先ほどの入り口より下流側と比べて明らかに断面積は大きいとみられ、かつ縦断勾配が下流よりありそうです。流量Q=A・Vなので、縦断勾配は重要です。下流は海が近くなり縦断勾配が緩いのです。
A:断面積
V:流速(径深、粗度係数等ありますが、基本、主として縦断勾配の影響が大きいです)
このように、一見、単純に護岸が作られているように見えますが、様々な条件で検討され、それが成り立っています。技術者が居て、基準書があり、設計され、施工業者が現場で苦心してやっと出来上がるのです。
また無駄遣い工事をしよる。なんて冷たい目でばかり見ないで、時には必要な理由に思いを馳せてみるのもアリだと思うので、時々は頑張っているなぁという目で施工現場を見てあげてください。
【関連記事(ここより上流の矢板護岸施工中の現場での硬質岩盤クリア工法を見れました)】
↓ ↓ ↓
近所で硬質岩盤クリア工法(クラッシュパイラー)の現場を発見!見て学ぶ仮想経験も必要
気象的な変化が、それを助長していると言われますが、ほんとのところはどうなんでしょう。
個人的には、浸透する雨水が減り、下水(雨水)や水路からの放流水が集まってきて、低いところでスプラッシュしている事もあると思っています。コンクリートで固めて、浸透しないようになってしまったことも、このような内水氾濫を助長しているはずです。
当然ながら、雨の降り方が強くなっている(高降雨強度化)ことが最大要因には違いないでしょう。
このような内水氾濫を防ぐためには、浸透桝や個人宅でのバケツ貯留など、流出量を抑える対策を進めていくことも大事ですが、決定的な防災対策として地下バイパスや貯留施設が必要となります。
最近のテレビでは、ときどき地下の貯留施設の映像や、大口径放水路などが紹介されることがあります。大阪市内でも、寝屋川の下に大口径貯留施設が作られています。
全く寝屋川とは現場が違いますが、2011年に福岡市内のホテルに宿泊した際、窓から見えた巨大な立坑です。おそらく、これは地下(排水)貯留施設の施工中のものだったと推察されます。
こんな巨大な施設なんですよ。
これ、めったに見れないのに、ホテルの窓から見えてラッキーでした。
これは運がよかった。

そんな大規模な施設は良く知られるところでありますが、身近なところでも案外と整備が進んでいたりします。私の近所にも、そんな地下バイパス河川を発見しましたので紹介します。
地下バイパス河川の入り口写真です。

両側にあるのが常時水路です。真ん中が出水時に機能する地下バイパス河川です。
流木等の異物や、誤って人が流されないように鉄柱が立っています。
その流入口を上流から見た写真が次の写真です。

両側が常時水路。真ん中が出水時の地下バイパス水路。
次の写真が、入口部分より下流の区間を見た写真です。
通常の流路しかありません(見えません)。

親水護岸として整備されています。
これより上流でピークカットされますので、ここから下流は氾濫の危険性は原則として無い状況となっています。住宅密集地ですので河道を拡大することが難しく、海が近いので河床を下げるのも難しかったのも地下バイパス対策となった理由では無いかと推測します。
次の写真は、入口より上流です。

入口よりも上流側は改修工事が進んでいるようです。
上流へ向かって、矢板∔化粧板護岸により河床が下げられ河道断面が拡大されています。
写真の最上流部では旧河道断面が見えますが、だいぶ河床高が違います。
先ほどの入り口より下流側と比べて明らかに断面積は大きいとみられ、かつ縦断勾配が下流よりありそうです。流量Q=A・Vなので、縦断勾配は重要です。下流は海が近くなり縦断勾配が緩いのです。
A:断面積
V:流速(径深、粗度係数等ありますが、基本、主として縦断勾配の影響が大きいです)
このように、一見、単純に護岸が作られているように見えますが、様々な条件で検討され、それが成り立っています。技術者が居て、基準書があり、設計され、施工業者が現場で苦心してやっと出来上がるのです。
また無駄遣い工事をしよる。なんて冷たい目でばかり見ないで、時には必要な理由に思いを馳せてみるのもアリだと思うので、時々は頑張っているなぁという目で施工現場を見てあげてください。
【関連記事(ここより上流の矢板護岸施工中の現場での硬質岩盤クリア工法を見れました)】
↓ ↓ ↓
近所で硬質岩盤クリア工法(クラッシュパイラー)の現場を発見!見て学ぶ仮想経験も必要
コメント