この前の休日に、いつもと違うルートでランニングしていると硬質岩盤クリア工法(クラッシュパイラー)の施工現場を見つけました。

 身近にあるんや、って思わず写真を撮ってしまいました。
 休工日なので、写真を撮るには絶好のチャンスでした。

 これが発見した時の横からの全景です。
 住宅街に、突如姿を現したパイラーです。青空に映えています。
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 下流側(施工済み)の矢板打設後側の全景写真です。
 打設した矢板の上をパイラーとクレーン等のユニットが進んでいっています。

 この狭い空間での施工を可能としているシステムです。
 「ノンステージング工法」と呼ばれる、「株式会社 技研製作所」さんが開発された工法です。
 狭小箇所で、矢板供給やクレーン等の重機が入れない範囲の施工を可能とします。
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 打設をしていく上流側の全景写真です。
 既設護岸の背後に矢板を打設して老朽化したコンクリート張りブロック護岸を更新している工事だと思われます。
 狭い範囲のみで施工を可能としているところが凄いんです。
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 矢板をグリップしている箇所のアップ写真です。
 芋虫が茎に捕まるようにジャッキで打設済み矢板を掴んでシャクトリ虫のように足を順番に動かしながら進みます。言葉で説明するのは難しい機構なので、詳しく知りたい人はネットで動画調べてください。
 言葉で書くとするなら、複数ある爪を掴んだ爪と離した爪がある状態としたうえで、スライド機構で進行方向へ本体と離した爪部分を送り出し、送り出した場所で離していた爪をグリップする。
 そして元の位置にある掴んでいた爪を離し、その爪の部分をスライド機構で元に引き戻し(前に進め)たうえでグリップすることで前に1段階進みます。という具合で、何言ってるのか分かりません。
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 私の写真フォルダに、別の現場での爪の部分をアップで撮影している写真がありました。
 この爪が2本づつの組み合わせで動くはずです。
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 このように、現場を見ると言うことは、絶対的な知見と知識になります。
 若い人に言っても、聞いてもらえません。
 現場を見ろ、と言いても、ネットで十分ですと言う。机に張り付いているだけでは成長スピードは芳しくありません。

 肌で感じないと解らないこともあり、現場に行くことで、その周りの施工済み箇所や施工しようとする場所、周りのヤード状況など、いろいろなものを見ることができます。
 若い技術者の皆さんは、ぜひ現場に行って、その目で見てください。

 見に行く現場は、自分の業務に関係なくたっていいんです。電車の車窓から見えたあの法面工事気になる!通りがかった河川工事の施工方法(締め切り等)が気になる!って思ったら、見に行くのです。
  将来を担う皆様には、経験(自身でやって学ぶ)のほかに、仮想経験(見て学ぶ)という裾野が広がる経験こそが重要なのですから。

 そして、それは、自分の専門に係わらず、枠を広げたモノが必要なのです。
 ほんとの話、自分でやっての経験だけでは、多くを学べないのですよ。


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