私は、2009年にアルジェリア東西道路建設現場に地盤防災技術者として派遣されました。
期間は2か月間と短かったですが、非常に濃い経験をすることができました。もう随分と前の話なのですが、なぜか最近、あの頃の記憶が懐かしく甦ってくることがあります。
歳をとったせいかも知れません。
せっかくですので、特徴的な話を書いてみましょう。
アルジェリアにおける地盤防災上の地質的なリスクは、「泥質岩」(炭酸カルシウムを含有しスウェリング・スレーキングし易い)の存在であり、これらの変化は雨中の二酸化炭素に反応し加速します。特に、炭酸カルシウム(CaCo3)の含有率の高い泥質岩をマールと呼んでおり、アルジェリア東西道路建設における問題地質として取り上げられていました。リスクの大きい順に、マール、マーリークレイ、アルジェライトとなります。
代表的な写真を添付しましたが、スレーキングにより自壊するアルジェライト、ならびに細粒化してガリーを形成する法面に露頭したアルジェライト、劣化が進行したアルジェライト中に形成された鏡肌(すべり面)の写真です。
ついでですが私がいたCAMPの夕暮れ写真も添付しました。とても綺麗でしょう。

(スレーキングにより自壊するアルジェライト)

(法面に露頭しスレーキングにより細粒化してガリーを形成するアルジェライト)

(劣化が進行したアルジェライト中に形成された鏡肌(すべり面))

(私が当時いたCAMPの夕暮れ)
現場にいた2か月という短い期間でも、あっちの法面が崩れた、こっちも、あっちは地すべりだという具合に、地質リスクによって苦しめられていたと思います。
なんてったって、アルジェライトが露頭する法面は2割勾配(1:2.0)でも安定性に疑問符が付くほどですから、日本の地質からすると想像を超えています。例えるならば、10度未満のすべり面勾配でも滑動する神戸層群の凝灰岩が大量に分布しているようなイメージです。想像するだけでゾッとします。
兵庫県での山陽道建設現場においても、けっこうな数で神戸層群の凝灰岩すべりにやられていたと記憶しています。いくつかの現場に設計技術者として私も関わりましたが、アンカーを打っても打っても動く低角度すべりには驚かされました。すべり面強度が残留強度に達するとなかなか止められないですよね。
それにしても、歳をとると過去の記憶が余計に懐かしくなるんですね。自分がそうなって初めて気が付くのでしょうか。
期間は2か月間と短かったですが、非常に濃い経験をすることができました。もう随分と前の話なのですが、なぜか最近、あの頃の記憶が懐かしく甦ってくることがあります。
歳をとったせいかも知れません。
せっかくですので、特徴的な話を書いてみましょう。
アルジェリアにおける地盤防災上の地質的なリスクは、「泥質岩」(炭酸カルシウムを含有しスウェリング・スレーキングし易い)の存在であり、これらの変化は雨中の二酸化炭素に反応し加速します。特に、炭酸カルシウム(CaCo3)の含有率の高い泥質岩をマールと呼んでおり、アルジェリア東西道路建設における問題地質として取り上げられていました。リスクの大きい順に、マール、マーリークレイ、アルジェライトとなります。
代表的な写真を添付しましたが、スレーキングにより自壊するアルジェライト、ならびに細粒化してガリーを形成する法面に露頭したアルジェライト、劣化が進行したアルジェライト中に形成された鏡肌(すべり面)の写真です。
ついでですが私がいたCAMPの夕暮れ写真も添付しました。とても綺麗でしょう。

(スレーキングにより自壊するアルジェライト)

(法面に露頭しスレーキングにより細粒化してガリーを形成するアルジェライト)

(劣化が進行したアルジェライト中に形成された鏡肌(すべり面))

(私が当時いたCAMPの夕暮れ)
現場にいた2か月という短い期間でも、あっちの法面が崩れた、こっちも、あっちは地すべりだという具合に、地質リスクによって苦しめられていたと思います。
なんてったって、アルジェライトが露頭する法面は2割勾配(1:2.0)でも安定性に疑問符が付くほどですから、日本の地質からすると想像を超えています。例えるならば、10度未満のすべり面勾配でも滑動する神戸層群の凝灰岩が大量に分布しているようなイメージです。想像するだけでゾッとします。
兵庫県での山陽道建設現場においても、けっこうな数で神戸層群の凝灰岩すべりにやられていたと記憶しています。いくつかの現場に設計技術者として私も関わりましたが、アンカーを打っても打っても動く低角度すべりには驚かされました。すべり面強度が残留強度に達するとなかなか止められないですよね。
それにしても、歳をとると過去の記憶が余計に懐かしくなるんですね。自分がそうなって初めて気が付くのでしょうか。
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