建設コンサルタントは主として技術を売る商売であり、建設コンサルタント会社の技術力は社員個々の技術者の総和で総合力として表されると言っても過言ではありません。
 会社としての総合力は、組織としての機能発揮状況や運営方針により変化はしますが、会社の成長には基礎となる個々の技術者の技術的な成熟が必要不可欠です。

 個々の技術者が建設コンサルタントの実務能力を高めるためには、技術基準、諸法令、工学的知識に精通するところから始める必要があります。また、成果品である図面、報告書、検討書の作成ツールとして、Office系ソフトのような標準的なソフトのほか、CADソフト、GISソフト等の各専門で必須となるソフトを使いこなす必要もあります。

 しかし、建設コンサルタント技術者として高い評価を得るには、単に工学的技術知識と実務能力のみでは発注者の信頼を得るのに不十分で、総合的なバランス感覚、人間性、コミュニケーション能力までも影響します。
 これについては社会生活の中で自己コントロールのうえで磨いていくしかないですが、若い人が直面する課題として、まずは一定の専門知識の習得と、実務経験の積み上げによる実務能力の向上が挙げられます。

 入社直後は指示された部分作業のみ履行していればよいでしょうが、2年目、3年目と年次を重ねてくると担当技術者として部分的であるにせよ責任を背負って業務を履行するようになりますので時間的な余裕はありません。

 もし、社会人となったので遊びたいというならば、ある一定の自信、すなわち作業をこなせる能力を得てからにした方が良いのでは?とアドバイスしておきましょう。「技術を売る商売」で技術を習得できなければ、売るものが無いので必然的に他の商売(転職)をせざるを得なくなります。

 まぁ、ワークライフバランスという話もあるので、個々の目標や人生計画も踏まえたうえで、成長目標を設定することが重要かも知れません。何事も、押し付けるのは良くないですものね→(あくまで、所属する会社が許容できる範囲内で、の話です)。