建設コンサルタントの仕事は技術職なので、自分で既往資料の整理や条件設定、比較検討、構造計算、図面、数量計算等の作業を行っていかなければならず、担当件数が多くなれば時間も必然的に多く必要になります。人によっては補助職や下請けを活用し、自身はコントロールに専念して自己単独時短するブローカーのような人もいます。
(話は逸れますがブローカータイプ技術者は、やがて使い物にならなくなると個人的には思っています)
(かといって、なんでもかんでも自己でヤル、っていう人も、立ち行かなくのも事実です)

 このため、夜遅くまで作業する、休日に出勤しなければならない、という現象が頻発することになります。会社によって対応は様々ですが、労働時間をモニタリングして働かせないようにする時短や、休日は社屋に入れないように強制的に労働時間を抑える等の対策がとられていると思います。

 その一方で、目標という名の出来高ノルマを課せられ苦しんでいる管理職達がいることも事実で、そのトレードオフの関係の中で、末端組織は苦しむこととなります。

 何が言いたいかというと、ブラックがどうかは解りませんが、労働時間の短縮には限界がある職種であるということです。この条件の中で、この職種を選んだ人が、どのように感じ、どのように将来を考えるか?に判断が委ねられるのではないかと思っています。

 例えば、労働環境が良い?労働時間が短い?ゆるゆるの労働環境の職場では成長が望めないと判断して退職する人がいます。その反面、天国だと思って浸り切る人もいるでしょう。感じ方は人それぞれです。

 成長を切望する人は、例えばで恐縮ですが、ある仕事が佳境(苦境)を迎えている場面で、少しでも良いものを作りたくて土日も根詰めてやりたい!と思うこともあるでしょう。その反面、そんなの知ったことではない、土日は遊びに行く予定だし業務の成果なんて俺には関係ないし、と逃げ腰発動の人もいます。

 話が本題とズレてきているのですが、ここで元に戻してくると、社会の常識レベルと比較すると建設コンサルタントはブラックになり易い職種の条件をもっているということは言えるでしょう。  

 そのブラックとなり易い条件として、個々の技量がキーになっていて、組織やチームの在り方次第では、デキル人に作業が集中し、ブラック状態になる恐れがあることが挙げられます。誰かがやらねばならない、という事実と、誰かが責任を負わねばならない、という永遠のテーマがのしかかっているのです。

 あと、もう一つの要素として、待遇面もあるでしょう。上述したなかで、必死に頑張る人がたくさんもらえるのは良いのでしょうが、問題なのは、あんまり頑張らない人達が給料安いなどの文句を言いだすとやっかいです。その手の人たちは案外、クチは達者だったりしますので、調和が乱れて職場崩壊に至ります。

 いずれにしても、技術がウリですので、個々の技量の向上だけは怠らないように。
 建コンで働くことは、会社の為だけではなく、ひとりの技術者として成長できることも最大の労働対価でもあるのです。身に着けた技術は武器(資産)になり、外の世界で戦うことも可能になるでしょう。

 ブラックか、ブラックで無いか、自己の技量がどのくらい成長(投資)できたか?も含めて、慎重に考えた方が良いかも知れません。

 もちろん、マインドにも支配されるでしょう。
 結果、最終的に、プラスになるなら我慢する。
 プラスにならないなら、一時の足場と割りきって、次のステージを積極的に探す。
 自己の心を支配しながら、思案することが大事です。
 決して、支配されてはダメです。
 会社の上長や先輩は、アホと思っといたらいいんです。
 (ほんとかどうかでは無く、頭の中での仮想アホとして) 

 そのうえで、
 結局のところ、結果がどうなるかが全て。
 かも、知れません。
 アホに左右されるなんて、こんなアホなことは無い。
 それだけは、覚えておいてくださいね。

 ドライに考えるなら、費用対効果の考え方で自身と会社の関係を見て見るのも良いでしょう。
 マインドを支配するに際して、費用対効果の要素をプラスする。
 だんだんややこしくなってきましたが、いずれにしても自己の気持ちの在り方と、実態と、将来を図りながら、選択肢を選んでいくようなことになるんじゃないでしょうか。

 最後に、タイトルの話に辿り着くなら、
 ブラックだったと思うか。
 そうでなかったか(自身への最高の糧だったか)。

 少し、間を置いてから判断するのがオススメです。
 落ち着いて、考えましょうね。