土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域がありますが、それぞれイエローゾーン、レッドゾーンと呼ばれます。

 土砂災害特別警戒区域レッドゾーンは、文字通りレッド、生命の危機をもたらす可能性のあるエリアです。

 土砂災害警戒区域イエローゾーンは、その外側にあることが多く、生命の危険までは及ばないものの、土砂災害の危険性があるエリアです。


 では、レッドゾーンはどうやって決まっている??

 簡単に言うと、土砂の移動する流体力が家屋を破壊する力を超える場合や、土砂の堆積厚(高)が一定量を超える範囲をレッドゾーンと定めています。特に危険なエリアということがわかります。
 もうひとつ言うと、ある程度モデル化されたルールで解析設定されるものなので、現場ひとつひとつの詳細な地質調査等を行って設定されている訳では無いのです。
 地表面や地形図の状況で判定されるので、地中に特別なリスクがある場合はキャッチできていないのです。
 これは、全国の斜面危険個所50万箇所以上と言われており、これを全て調べて危険を明示するにはボーリング調査なんてやってたら何百年かかるかわからないことを、数年で周知徹底するために可能な限り簡易的に、かつ経験に基づいた限りなく信頼性の高い手法で設定しようとしたからです。  
 決して手抜きではありません。


 ここで、設定された後の区域に対して重要なことがあります。

 それは、レッドゾーンのすぐ外側のイエローゾーンも、それなりに危険だということです。

 レッドは危険だけど、イエローは大丈夫でしょ?
 なんて話も聞きますが、そんなことありません。

 そんな話が出るのは、恐らく、避難指示が出た時に対象になるのがレッドで、イエローは良いという話を聞いての事だろうと思います。
 あとはレッド内はかなり厳しい制限があるのですが、イエローはそうでもないのもあるでしょう。

 しかし、上記の、一定の基準を満たすエリアが著しく危険なレッドなので、そのすぐ外側は、それに準ずる危険性があるのです。イエローゾーンだから大丈夫、ってことには単純にはならないので注意しましょう。


 イエローゾーンにかかっている御宅も避難情報が出たら躊躇せず逃げましょう。

 特に、レッドが近くにある場合は気を付けましょう。

 イエローゾーンだから、大丈夫だろう、って事は無いんですよ!
 なんか危険だから色が付いているんですもの。

 でも、色が付いてないところも崩れたりしていますから、山際は逃げるが正解です。
 特に、渓流沿いや渓流出口周りは危険!!

 実際、色が付いていない箇所で崩壊や土砂流出があって人命が失われているケースが多々あるのです。安心こそ最大のリスク!

 色が付いていないから安心することこそ、防災上の一番のリスクだと私は思います。
 命が一番大事!だから!
 異常気象時は速攻で逃げよう!