「家の裏山は大丈夫なのか?」
こんにちは。
斜面防災設計の上岡地盤防災です。
今日は専門の斜面崩壊に関するお話です。
今年も土砂災害の被害があちこちで発生しています。。。。。
斜面崩壊が相次ぐ今だからこそ、その難しさを考えてみた。
土砂災害というのは、とても奥が深く、ミステリーな現象なのだと思う。
自然を相手にする時点で、それはもう、ミステリーで間違いない。
どれだけ科学が進歩しても、科学で突き詰められない部分は必ず残る。
そこがミステリーって思う次第なのです。
(個人的感想)
■この日本はハザード(危害要因)だらけなのだ
山腹崩壊(斜面崩壊)。
平野に住まれている方には関係無いかも知れない。
だけど実家が山地にある人もいるだろう。
そして平野には平野のリスク(ハザードに対する)がある。
そう、洪水、内水氾濫、津波・高潮など。
そして、話はちょっと逸れるが平野部の住宅密集地には震災時の延焼被害(火災)のリスクがある。
山腹崩壊の危険がない場所でも、災害に関する危険が無いわけではない。
今回は、平地はおいておいて、山地方面の話で。
山地方面に住まれている方の最も気になることと言えば、恐らくですが家の裏山が大丈夫なのか?ということではないでしょうか。
もちろん、山地であっても山際から離れている家もあります。
山地でも、川沿いにある家もあります。
そちらは、先の平野部と同じような浸水系のハザードがあるはずです。
最悪のケースは山地と川に挟まれた狭い平地に宅地等がある場所です。
山腹崩壊と浸水系の災害のリスクに晒されています。
一方の平野部でも丘があったりして山地と同じハザードが潜伏している場所だってあります。
この日本、どこに住んでいても、何がしかの被災リスクがあるのです。
言い方が酷いですが、究極、自然災害に対して日本に安全な場所なんてないんです。
■なぜそんなに山が崩れるのか?
そもそも論的な話ですが。。。。
最近、集中豪雨(線状降雨帯や台風など)で斜面が崩れてるって映像がTVでよく流れます。
浸水の映像もでしょうけど。。。。
要は、降雨形態が変わって来て、いままで大丈夫(セーフ)だったモノ(斜面等)がどんどんアウト(危険)になってきているってことなんです。
北陸や東北、北海道など、今まで豪雨が少なかった地域は、特に、今まで崩れてなかった場所がイキナリ強い雨に晒され耐えられずに崩れるってことだと思います。
例えば、高知だとか、三重など、これまでも降雨量が多かった地域では、同じくらいの降雨で崩れる頻度は少ないですが、今まで降雨量が少なかった地域で、高知や三重のような雨が降ると、崩れてなかった不安定要素が一気に崩れるっていうロジックだと思うのです。
結局のところは、気象条件が変わったので、それに耐えられない場所がフルイに掛けられるように落ちている(崩れている)ってことです。
いきなり斜面が不安定に変化したんじゃなくて、今までも安定度は低かったってところが、新たな脅威(強い雨)によって落ちているってこと。
これがひと段落するまでは、何度も豪雨を受けないとならないでしょう。
一定程度、落ちてしまえば、崩壊の数や頻度は落ち着いてくるはずです。
なんてなく、書いていますが、これは非常に怖い事。
まだまだ、落ちる(崩れる)場所はあるだろうってこと。
だから、来年、同じ場所で同じような豪雨がきたら、まだ同じくらいの数、崩れてもおかしくないってこと。
これは怖いです。
元々、雨が多かった地域ではないので、地盤の耐性が低い状態だから。。。。
■裏山の斜面は大丈夫なのか?
そんなことで、斜面崩壊が身近なリスクとなって、家の裏に斜面がある人はものすごく気になると思います。
そういう所にお住いの方は、既に土砂災害警戒区域の指定を受けているか、否かはご確認されているとは思いますが、今一度、確認しておくことが大切です。
併せて、土砂災害警戒区域(イエロー)と土砂災害特別警戒区域(レッド)の違いも知っておくことが大切です。レッドだと避難体制の確立などが義務付けられていると思うのでご存じとは思いますが。。。。念のため。
これについては、行政のホームページにも出ていますから確認してみてください。
ここで1点。イエロー区域だから安全だろう?って思う方が居ることに注意が必要です。
私の別の記事で書いた、イエローも危険って話を読んでみて下さい。
【関連記事(イエローもレッドも危険)】
>>>土砂災害特別警戒区域レッドゾーン、土砂災害警戒区域イエローゾーン どっちも危険
で、本題。
その裏山は安全か?
例えば写真やグーグルマップで見せられたとします。
答えは、「不明」。
実は、斜面の安定性ってのは簡単ではなくて、様々な要因が重なります。
最初に述べた集中豪雨ってのは誘因になり、その強弱は当然ながらリスクの大小になります。
ですが、素因と言われる山の方の安定性は複雑で単純ではありません。
遠目に見ただけでは状態なんてワカリマセン。
もちろん、近くで見ても、地中の状態がワカリマセンので目視確認においては想定の範囲内での話にならざるを得ません。
緩やかな斜面は安全か?急斜面だから危険か?
そんな単純ではありません。一応、先の土砂災害警戒区域であれば対象となり得る条件は30°以上で5m以上崖や斜面となっていますが。。。。実態は30°未満でも崩壊は発生しています。
しかも、土砂災害警戒区域等は、住居や宅地開発の可能性のある土地周りを重点にして指定されています。山中の道や、そこらじゅうにある里山の斜面など、国土の面積比で言ったら対象外の面積の方が圧倒的に大きい。そう、そもそも指定対象(調査対象)にしていない範囲が膨大にあるのです。
つまり土砂災害警戒区域に指定されていなくとも危険が潜んでいる可能性は多々ある!!
そう、避難路沿いに表には出ていない斜面崩壊のリスクが高い範囲があるかも知れない!
不安を煽るようですが、斜面がある限り斜面崩壊に対して安全な場所なんてないのです。
持論で恐縮ですが、山(斜面)はいつかは崩れる。時間軸の問題。
ただし、比較論という目で見れば、似たような急斜面でも、岩盤が浅くて未固結土(いわゆる土砂)が薄ければ崩れるリスクが小さいです。ただし、落石という別のリスクが顕在化するかもしれませんが。。。。
その逆で、斜面が緩くても未固結土が厚く、地下水位が高かったり、土の締りが悪ければ簡単に地すべりになったり、土砂崩壊したりします。岩盤だって弱線(層理や節理、断層面)の入り方によっては非常に危険になります。
あくまでも比較論という視点でみれば、崩れやすい、崩れにくいってのは言えるかも知れません。
ここで、斜面崩壊のリスクを考えるうえでのパラメータをザクっと並べます。
・斜面の勾配(緩いか急か)
・平面的な地形(尾根か谷か)
・斜面の高さ(丘くらいか延々と山か)
・地質状況(岩盤なのか土砂なのか)
・土質状況(表層を覆う土砂層の厚みや締まり具合)
・地下水位
・植生
ざっと挙げたらこんなところだと思います。
どうでしょう?
これらの組み合わせなので、ひとつと同じ条件の斜面は無いと言えるでしょう。
そして、これらすべてを明らかにするためには、ボーリング調査等の詳細な調査も必要になってきます。
だから、単純に、その裏山は危険だとか崩れにくいとかはないんです。
すくなくとも、山がある時点で安全ではなく、せいぜい「崩れにくい」までが限界です。
極論、崩れない斜面は無いです。
物理的に、平らになろうとしますから。
ほんと、日本に安全なところはないんですよ。
山だろうと、平地だろうと。
■じゃあどうすんの?
そんなに危険を煽るなら、どうしたらいいか教えろって?
難しいです。
究極は移転、移住。そこを離れる。
だけど無理だとか、嫌だって話が当然ある。
そんな時は、避難する心構えをちゃんと持つ。
空振りでいいから豪雨等の予想時には避難する。
そう、空振りって言わないんだね最近は、毎回、訓練のつもりで避難しろって。
それが一番かも知れない。
訓練は豪雨予想の時には毎回やる!毎回訓練のつもりで避難する!そう決めておけば、大丈夫だろう避難しないパターンを滅せられる。少なくとも縦方向避難はやってみる。
当然ながらハザードマップなんかは持ってて、時々見たりすることも必要でしょう。
行政も、これに対応して避難所等の運営を柔軟にしたりしないとならないでしょう。
言うは易く行うは難しかも知れんけど。。。。
そして、もうひとつ挙げると、山の状態を知ること。
そうね、専門家に見てもらうってのもアリかも。
斜面防災の技術者ね。
業者ってことだけど、大手のコンサルタントは相手にしないだろうから、地方の建設コンサルタントか、斜面防災を扱っている調査・設計事務所なんかに見てもらうといい。
もちろん、先に書いたように目視点検で解ることに限界がある。
詳細な調査(ボーリング調査)なんかしたら膨大なお金がかかる。
あくまでも、山腹に入って状態を目視で見てもらって判る範囲で。
だから、日当払うくらいのお金はかかると思いますよ。
タダで見てってのは無理だと思う。
そして、それは安全(安心)を担保するためではなく、どのくらいの危険があるのか?を教えてもらうことだと理解した方がいいです。
そもそも、技術者であれば絶対に安全とは言わないでしょう。
こんな危険があります。あんなリスクがあります。
そんなことを教えてくれるはずです。
安全を担保してくれる人(技術者)なんて居ません。
私も、急傾斜地の崩壊防止対策設計業務で地元で話を聞いたことがあります。
「うちは大丈夫だよね?」
「たいした山じゃないだろ?」
「もう何十年も崩れたって聞かんけどのぉ」
どちらかというと、安心(安全)を担保したい、そんなコメント(返答)を期待するような投げかけを受けます。
その時、私は「難しい話ですけど崩れない斜面はないんですよ」と返答してきました。
今でも、その返答は正しいと思います。
極論、対策工があっても被災している場所もあるのです。
想定を超える崩壊規模で対策工が破壊されるという。。。。
そんなことで、山際に住まれている方や、親族が住まれている方は、十分に注意して頂くようご確認お願い申し上げます。
救えるはずの命を失うことが、最も悔しいこととなります。
そのようなことが起こらないために。
切に願います。
こんにちは。
斜面防災設計の上岡地盤防災です。
今日は専門の斜面崩壊に関するお話です。
今年も土砂災害の被害があちこちで発生しています。。。。。
斜面崩壊が相次ぐ今だからこそ、その難しさを考えてみた。
土砂災害というのは、とても奥が深く、ミステリーな現象なのだと思う。
自然を相手にする時点で、それはもう、ミステリーで間違いない。
どれだけ科学が進歩しても、科学で突き詰められない部分は必ず残る。
そこがミステリーって思う次第なのです。
(個人的感想)
■この日本はハザード(危害要因)だらけなのだ
山腹崩壊(斜面崩壊)。
平野に住まれている方には関係無いかも知れない。
だけど実家が山地にある人もいるだろう。
そして平野には平野のリスク(ハザードに対する)がある。
そう、洪水、内水氾濫、津波・高潮など。
そして、話はちょっと逸れるが平野部の住宅密集地には震災時の延焼被害(火災)のリスクがある。
山腹崩壊の危険がない場所でも、災害に関する危険が無いわけではない。
今回は、平地はおいておいて、山地方面の話で。
山地方面に住まれている方の最も気になることと言えば、恐らくですが家の裏山が大丈夫なのか?ということではないでしょうか。
もちろん、山地であっても山際から離れている家もあります。
山地でも、川沿いにある家もあります。
そちらは、先の平野部と同じような浸水系のハザードがあるはずです。
最悪のケースは山地と川に挟まれた狭い平地に宅地等がある場所です。
山腹崩壊と浸水系の災害のリスクに晒されています。
一方の平野部でも丘があったりして山地と同じハザードが潜伏している場所だってあります。
この日本、どこに住んでいても、何がしかの被災リスクがあるのです。
言い方が酷いですが、究極、自然災害に対して日本に安全な場所なんてないんです。
■なぜそんなに山が崩れるのか?
そもそも論的な話ですが。。。。
最近、集中豪雨(線状降雨帯や台風など)で斜面が崩れてるって映像がTVでよく流れます。
浸水の映像もでしょうけど。。。。
要は、降雨形態が変わって来て、いままで大丈夫(セーフ)だったモノ(斜面等)がどんどんアウト(危険)になってきているってことなんです。
北陸や東北、北海道など、今まで豪雨が少なかった地域は、特に、今まで崩れてなかった場所がイキナリ強い雨に晒され耐えられずに崩れるってことだと思います。
例えば、高知だとか、三重など、これまでも降雨量が多かった地域では、同じくらいの降雨で崩れる頻度は少ないですが、今まで降雨量が少なかった地域で、高知や三重のような雨が降ると、崩れてなかった不安定要素が一気に崩れるっていうロジックだと思うのです。
結局のところは、気象条件が変わったので、それに耐えられない場所がフルイに掛けられるように落ちている(崩れている)ってことです。
いきなり斜面が不安定に変化したんじゃなくて、今までも安定度は低かったってところが、新たな脅威(強い雨)によって落ちているってこと。
これがひと段落するまでは、何度も豪雨を受けないとならないでしょう。
一定程度、落ちてしまえば、崩壊の数や頻度は落ち着いてくるはずです。
なんてなく、書いていますが、これは非常に怖い事。
まだまだ、落ちる(崩れる)場所はあるだろうってこと。
だから、来年、同じ場所で同じような豪雨がきたら、まだ同じくらいの数、崩れてもおかしくないってこと。
これは怖いです。
元々、雨が多かった地域ではないので、地盤の耐性が低い状態だから。。。。
■裏山の斜面は大丈夫なのか?
そんなことで、斜面崩壊が身近なリスクとなって、家の裏に斜面がある人はものすごく気になると思います。
そういう所にお住いの方は、既に土砂災害警戒区域の指定を受けているか、否かはご確認されているとは思いますが、今一度、確認しておくことが大切です。
併せて、土砂災害警戒区域(イエロー)と土砂災害特別警戒区域(レッド)の違いも知っておくことが大切です。レッドだと避難体制の確立などが義務付けられていると思うのでご存じとは思いますが。。。。念のため。
これについては、行政のホームページにも出ていますから確認してみてください。
ここで1点。イエロー区域だから安全だろう?って思う方が居ることに注意が必要です。
私の別の記事で書いた、イエローも危険って話を読んでみて下さい。
【関連記事(イエローもレッドも危険)】
>>>土砂災害特別警戒区域レッドゾーン、土砂災害警戒区域イエローゾーン どっちも危険
で、本題。
その裏山は安全か?
例えば写真やグーグルマップで見せられたとします。
答えは、「不明」。
実は、斜面の安定性ってのは簡単ではなくて、様々な要因が重なります。
最初に述べた集中豪雨ってのは誘因になり、その強弱は当然ながらリスクの大小になります。
ですが、素因と言われる山の方の安定性は複雑で単純ではありません。
遠目に見ただけでは状態なんてワカリマセン。
もちろん、近くで見ても、地中の状態がワカリマセンので目視確認においては想定の範囲内での話にならざるを得ません。
緩やかな斜面は安全か?急斜面だから危険か?
そんな単純ではありません。一応、先の土砂災害警戒区域であれば対象となり得る条件は30°以上で5m以上崖や斜面となっていますが。。。。実態は30°未満でも崩壊は発生しています。
しかも、土砂災害警戒区域等は、住居や宅地開発の可能性のある土地周りを重点にして指定されています。山中の道や、そこらじゅうにある里山の斜面など、国土の面積比で言ったら対象外の面積の方が圧倒的に大きい。そう、そもそも指定対象(調査対象)にしていない範囲が膨大にあるのです。
つまり土砂災害警戒区域に指定されていなくとも危険が潜んでいる可能性は多々ある!!
そう、避難路沿いに表には出ていない斜面崩壊のリスクが高い範囲があるかも知れない!
不安を煽るようですが、斜面がある限り斜面崩壊に対して安全な場所なんてないのです。
持論で恐縮ですが、山(斜面)はいつかは崩れる。時間軸の問題。
ただし、比較論という目で見れば、似たような急斜面でも、岩盤が浅くて未固結土(いわゆる土砂)が薄ければ崩れるリスクが小さいです。ただし、落石という別のリスクが顕在化するかもしれませんが。。。。
その逆で、斜面が緩くても未固結土が厚く、地下水位が高かったり、土の締りが悪ければ簡単に地すべりになったり、土砂崩壊したりします。岩盤だって弱線(層理や節理、断層面)の入り方によっては非常に危険になります。
あくまでも比較論という視点でみれば、崩れやすい、崩れにくいってのは言えるかも知れません。
ここで、斜面崩壊のリスクを考えるうえでのパラメータをザクっと並べます。
・斜面の勾配(緩いか急か)
・平面的な地形(尾根か谷か)
・斜面の高さ(丘くらいか延々と山か)
・地質状況(岩盤なのか土砂なのか)
・土質状況(表層を覆う土砂層の厚みや締まり具合)
・地下水位
・植生
ざっと挙げたらこんなところだと思います。
どうでしょう?
これらの組み合わせなので、ひとつと同じ条件の斜面は無いと言えるでしょう。
そして、これらすべてを明らかにするためには、ボーリング調査等の詳細な調査も必要になってきます。
だから、単純に、その裏山は危険だとか崩れにくいとかはないんです。
すくなくとも、山がある時点で安全ではなく、せいぜい「崩れにくい」までが限界です。
極論、崩れない斜面は無いです。
物理的に、平らになろうとしますから。
ほんと、日本に安全なところはないんですよ。
山だろうと、平地だろうと。
■じゃあどうすんの?
そんなに危険を煽るなら、どうしたらいいか教えろって?
難しいです。
究極は移転、移住。そこを離れる。
だけど無理だとか、嫌だって話が当然ある。
そんな時は、避難する心構えをちゃんと持つ。
空振りでいいから豪雨等の予想時には避難する。
そう、空振りって言わないんだね最近は、毎回、訓練のつもりで避難しろって。
それが一番かも知れない。
訓練は豪雨予想の時には毎回やる!毎回訓練のつもりで避難する!そう決めておけば、大丈夫だろう避難しないパターンを滅せられる。少なくとも縦方向避難はやってみる。
当然ながらハザードマップなんかは持ってて、時々見たりすることも必要でしょう。
行政も、これに対応して避難所等の運営を柔軟にしたりしないとならないでしょう。
言うは易く行うは難しかも知れんけど。。。。
そして、もうひとつ挙げると、山の状態を知ること。
そうね、専門家に見てもらうってのもアリかも。
斜面防災の技術者ね。
業者ってことだけど、大手のコンサルタントは相手にしないだろうから、地方の建設コンサルタントか、斜面防災を扱っている調査・設計事務所なんかに見てもらうといい。
もちろん、先に書いたように目視点検で解ることに限界がある。
詳細な調査(ボーリング調査)なんかしたら膨大なお金がかかる。
あくまでも、山腹に入って状態を目視で見てもらって判る範囲で。
だから、日当払うくらいのお金はかかると思いますよ。
タダで見てってのは無理だと思う。
そして、それは安全(安心)を担保するためではなく、どのくらいの危険があるのか?を教えてもらうことだと理解した方がいいです。
そもそも、技術者であれば絶対に安全とは言わないでしょう。
こんな危険があります。あんなリスクがあります。
そんなことを教えてくれるはずです。
安全を担保してくれる人(技術者)なんて居ません。
私も、急傾斜地の崩壊防止対策設計業務で地元で話を聞いたことがあります。
「うちは大丈夫だよね?」
「たいした山じゃないだろ?」
「もう何十年も崩れたって聞かんけどのぉ」
どちらかというと、安心(安全)を担保したい、そんなコメント(返答)を期待するような投げかけを受けます。
その時、私は「難しい話ですけど崩れない斜面はないんですよ」と返答してきました。
今でも、その返答は正しいと思います。
極論、対策工があっても被災している場所もあるのです。
想定を超える崩壊規模で対策工が破壊されるという。。。。
そんなことで、山際に住まれている方や、親族が住まれている方は、十分に注意して頂くようご確認お願い申し上げます。
救えるはずの命を失うことが、最も悔しいこととなります。
そのようなことが起こらないために。
切に願います。
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