「歳とっていく技術屋の選択肢を思う」

 今日は七夕!
 夜空は綺麗だろうか?
 頭上の天気は。。。。
 晴?それとも雨?
 どちらでも、それはそれで風流というものです(笑)
 折角なので、星(短冊)に願いを!
 ですかね。


 さて。。。。
 技術屋もいろいろある(居る)。
 建設コンサルタントに勤めたりしつつ、年齢がいくに従って手が動かなくなるって話と、ヤル気さえあれば、50歳だろうが60歳過ぎようが技術屋家業はできるって話。
 しかし、マネージャー(経営屋)系と技術職(実務者)系で将来の選択肢もかぎられてくる。
 だから、早めに将来は考えないとヤバイよねって話をしてみようと思います。
 興味ある人は読んでみて。


■年老いても仕事がデキルのが真の技術屋のメリット

 するか(やるか)どうかは別として。。。。
 技術屋の仕事は60歳でも70歳でもやろうと思えばできる。
 実際に、結構いますものね。
 現役バリバリの歳の行ったベテラン技術者。

 ただし!
 マネージャークラスや幹部職員として建設コンサルタント会社に勤めていた人がリタイアして技術屋家業ができるかって言われると。。。。
 無理だろうね。
 プライドとか言うモノもあるかも知れませんが、それ以前に手が動かないでしょう。
 実務ができない。
 そう、そういう人たちは、技術屋ではなく経営屋なのです。
 もう、技術屋ではない。

 会社が、技術屋あるいは外注先(者)に求めるものはウンチクでは無く、成果品。
 検討書であり、構造計算であり、図面であり、数量計算であり。

 経営屋が再雇用で実務畑に戻され苦しむって話と表裏一体だが、口で稼げるポジションは、あくまでもその位置に居たから出来たモノ。極論、後から来る後進で、十分まにあう。

 再雇用によって配置換えになり。。。。
 今いる中央寄りの椅子(ポジション)を後進に譲り、専門職など端っこポジションで実務畑に戻される。。。。
 そしたら、手が動かない(技術実務ができない)から年下の上司に白い目で見られる。。。。
 アドバイスなんて要らないから、出来高上げてください!って若いヤツに煽られる。
 周りの若手に、邪魔者扱いされる。。。。
 そんな構図になっちゃうんだと思う。
 考えれば、ごく自然のなりゆき。
 本来なら、もうイラナイって会社から言われるところを、延長戦に入るのだからさ。。。
 悲しいよね。

 だけど。
 年齢が進んでも技術的実務ができる(手が動く)って人は話は別。
 50過ぎても60過ぎても、技術業務はできる。
 戦えるやつはいつまででも戦える。
 歳とったから、急に技術力(実務力)が落ちることは無い。
 体力は、何もせんかったら落ちる一方だけどね(笑)

 ほんとのところ、出世して技術力(実務的)が落ちるのは、管理に重心が移り手を動かさなくなるからという理由だけだと思う。
 基準書も細かく読まなくなる。
 知りたいことを下のモンに読ませて結果だけ聞く。
 要は、自分の手で作業しなくなったことで、相当のモノを失っているのである。
 経営屋としての能力は向上していっても。
 
 もちろん、歳行って現場実務なんかしたくねぇよって人も居るでしょうが。。。。
 案外、定年間際で焦ることになるって人が多いのでは??

 技術力(実務力)の面で見た場合の話。
 博士や教授のように研究的、知識的な能力を持っている人たちもいるけれど、それは歳が行っても能力に影響は無いでしょう。しかし、そんなカテゴリーの人は全体の中でわずかです。
 
 たいていのサラリーマン技術屋は、マネージャークラスへ移行していくと、アタマですることは解っていても、実際に構造計算ソフトを動かして、CADで図面描いて、数量計算とか、実務ができないっていう状態が、実務的成果を要求される場合だと使い物にならない。
 あくまでも、技術成果を生み出す要員として見た場合。
 技術屋家業は、見識やザクっとした口頭指示を出してお金をもらえるような簡単な世界じゃない。
 もちろん、経営屋は経営屋にしかできない仕事でもある。

 どっちの目線で見ても、ほんと厳しい世界だよ。


■50になる前には決めとかないとね

 サラリーマン技術屋は50前から将来を真剣に考えないといけない。
 先に書いたように、再雇用や定年延長による社内の役職ピークアウトや所得低下がはじまるからだ。
 後進に取って代わられる。
 あなたが先輩の位置に代替わりで座したように。。。。
 そんな役職定年は、想像以上にしんどいのか?!
 体験したことないので、ワカリマセン(笑)

 だが、そこで勤め上げると決めたら、やがて、その時はくる。
 あなたは、平社員と一緒になって手が動くか?
 口であーだこーだ言っても、歳下のモンに嘲笑されるだけだろう。
 「出来高あげてください」
 「モノ、出してください」
 「あのオッサン、つかえねぇ~」
 って、冷たく言われるからな。。。。
 オソロシヤ~

 悲しいが、現実、そうだと思う。
 人は、時に残酷だ。
 だから、予め、考えとかないとならない。
 そして、それに備え、訓練しておかないとならない。

 そう、キャリア・パスとか成長戦略とか、いろいろあるけれども。
 技術屋を目指したのなら、歳とっても技術屋であることの方が幸せなのかも知れない。
 もちろん、出世して役員になるのもいい。完全なる経営屋路線だ。
 定年延長せず、再雇用もせず、老後はノンビリ、毎日家でボーっとするのもいい。
 それは、人それぞれ。
 だけども、同時に二つ以上のルートは歩めない。

 そこが、一番の問題点だろうね。
 自分が年取ったときに、どうなっているのか?
 どうなりたかったのか?
 正解が出た時には、もう戻れないからさ。

 だから、50になる前には考えを決めとかないと。
 技術屋で一生頑張るなら、もっと前に決断して、手を動かすことを意識しておかないとヤバイかもな。。。
 ブランクあけて対応できるほど、甘い世界ではないから。
 一度、口だけポジションに座ると、歳月が過ぎたのちに再び現場第一線で戦うのは困難を極める。
 技術の現場(実務)って。

 経営(運営)屋は経営(運営)屋で大変な職務であることに違いないが、真の技術職とは違う。
 自分でやるっていう実務って、そんな甘くない。
 建コンに限らず、何かを自分独りでやっていくってのは簡単じゃない。
 ほんと辛い(個人的感想)。

 あとは、保険のために技術力(実務力)を落とさないよう、自分でやる癖をつけておくのもアリ。
 全部後進にやらせるのではなく、一定量は自分でやる。
 「管理技術者」兼「担当技術者」をやるのである。
 マネージャーしながらの実務(手を動かす)は、正直大変である。
 だからこそ、価値がある。

 これこそが、人生最大の保険となる。
 建コンに限らず、何かの特技や実務スキルを維持しておくことは大事なんだ。
 (会社の中で生き残るためだけの処世術はどうかと思うが。。。。)
 きっと、そうだと思う。

 例えば、順調に経営屋のステップを登ってても、いつ躓くかわかったもんじゃない。
 あっと言う間に転がり落ちる。
 経営屋をクビになる。
 突然、実務をやらなきゃならない位置に換えられる。
 左遷とかいうのも該当するかも。
 建コン・サラリーマンを続けるのも大変なんだって。
 そして建コンに限らずだと思うけれども。

 あるいは50過ぎて個人事業主やるってことになる(これ私だ笑)こともある。
 だが!しかしである!
 何でも、不遇か、不遇でないか、やってみなきゃわからないさ。
 やれない(向いてない)と思ってたことが実は吉ってこともある。
 自分のチカラでどうにかなる可能性だってある。
 
 そんな時でも、自分に何かの特技やスキルがあれば。。。
 建コン技術者なら、自力で技術業務をこなせるチカラが失われていなければ。。。。
 きっと道は拓けるだろう。

 いや、拓くんだ!その手で!
 (酔ってるな。。。)

 と・に・か・く!
 50歳前後から後ろの道に対して、無策(無計画)ではいけないという事です。  
 これだけは言える。 
 合ってるよね?(笑)


■でも結局は。。。。って話

 と、言いつつも、現実は。。。。
 結局は、時の流れに任せちゃうんだろうね。。。。
 計画性のある人生なんて、一部の人間にしかできんて。
 難しい話だよ。
 道を決断なんてするより、時の流れに任せるのが答えになっちゃう。
 先送りの毎日ってのが、常だもん。

 その時が来て、突きつけられ、そこでやっと真剣に考える。
 だが、時すでにオスシ!
 これが大多数だと思う(個人的感想)。

 これは、致し方ない。
 人間だもの。