「スレーキング」
能登の現場へ向かう最中のこと。
ひたすら車で走り続けていると。。。。
道路沿いの法面に違和感。
目から入ってくる映像情報に対して。
ペンティアム(Pentium)(古っ!)を搭載した私の脳内情報処理網がピンときました。
(私の処理能力はそのくらいの古さです)
これは勉強ネタにめぐり合えた!と。
勉強させて頂きます!!
これ、簡易法枠工が座屈的な破壊をしている。
しかも、連続的に。




恐らく、後ろから押されて、こうなったのでしょう。
すべり破壊的な現象。
だけど、思うのですが、かなり水平に近い押し出しによってこうなったのではと。
若干、上から下への変位もあって、座屈しつつ、押し出しくらっている感じかな?
そんな風に思いました。
で、そこは、本題ではないんです。
法枠の破壊なんて、どこでも起こる(言い過ぎか)。
私がピンと来たのは、コッチ。
法枠の破壊した箇所の路肩に着目!

路肩に落ちている変な土。
簡易法枠の破損箇所から落下して溜まっているものと推察。

ほほう。
岩片らしきものを見ると。。。。。
スレーキングしちょる!

しちょる!しちょる!スレーキング。
「スレーキングとは」
乾燥した特定の粘土質な岩あるいは凝灰岩などが降雨などの水分を吸収して自壊して細粒化する現象。水の浸入によって内部の間隙中の空気が圧縮され粒子間に引張力として働くことや粒子が水を吸収し粒子間隔を広げ粒子間結合力が低下することなどで発生する。
ですので、やや古い時代の強度が落ちた岩であったり、固結度の低い第三紀あたりの時代の岩盤だとスレーキングしやすい印象ですよね。要は水を吸わないと発現しないから。
間違ってはいけないのは、蛇紋岩とかの膨張性の地山系は、これとはチョット違うということ。
あっちは特定の鉱物が原因ですので。
なんやったかな?モンモリロナイトとか。
オモシロイ名前やんね。モンモリロナイトって。

ほんで、上を見ると、簡易法枠の裏の岩盤が法枠破壊箇所から見えている。
そこの地山の表面もスレーキングしてまんねん。
スレーキングしやすい地質は、地すべりや崩壊に直接的に関係するので、要注意!
スレーキングすると、当然ながら著しく強度が低下します。
そして、この状況。。。
この層理面を使って、滑ったかな?
画面左下がり方向に分離面がたくさんあると思いますが、これが層理(面)です。
つまり、この地層の素が堆積した時の水平面。
層理面は、はがれやすい。
微妙に異なる材料が面するので。。。。
この面が、画面左下がりで、しかも手前向きに上面が見えている。
つまり、道路面に対して、緩い流れ盤(傾き)をなすということ。
斜面防災では、この弱線となりやすい層理面が傾斜する方向が重要となる。
ここだと、前述のとおり道路面に対する面の傾斜(疑傾斜)において水平に近い緩い流れ盤をなす走向・傾斜(面の傾斜)かな?
そうすると先に述べた法枠の破壊され方にも説明がつく。
そう、道路の方へ押し出すセンスとなる。
このような崩壊機構を理解したうえでないと効果的な対策工の設計はできないのです~
現象への理解が乏しい状況で対策工を検討、設計すると。。。。
最悪、破壊します。
ところで、ここの岩盤。
地質的にはスレーキングするような頁岩?凝灰岩?どっちだろう?
地質図を見て判断しないと、見た目だけでは判断できないことも多いですよ。
いずれにしても、こりゃ、結構、深刻なダメージを受けた法面だと思います。
ほんと、スレーキングって、案外、どこでもあったりするから。
要注意ですよ!
やっぱ、地質はロマンだよね~
ついでだけども。。。。
【関連記事(アルジェリアのアルジェライトとの闘い)】
>>>アルジェリア東西道路建設現場で崩れる岩アルジェライトとの苦闘
スレーキングと斜面崩壊の話に興味があるようでしたら見て行って。
私がアルジェリアで2か月間、スレーキングと戦ったって話です。
能登の現場へ向かう最中のこと。
ひたすら車で走り続けていると。。。。
道路沿いの法面に違和感。
目から入ってくる映像情報に対して。
ペンティアム(Pentium)(古っ!)を搭載した私の脳内情報処理網がピンときました。
(私の処理能力はそのくらいの古さです)
これは勉強ネタにめぐり合えた!と。
勉強させて頂きます!!
これ、簡易法枠工が座屈的な破壊をしている。
しかも、連続的に。




恐らく、後ろから押されて、こうなったのでしょう。
すべり破壊的な現象。
だけど、思うのですが、かなり水平に近い押し出しによってこうなったのではと。
若干、上から下への変位もあって、座屈しつつ、押し出しくらっている感じかな?
そんな風に思いました。
で、そこは、本題ではないんです。
法枠の破壊なんて、どこでも起こる(言い過ぎか)。
私がピンと来たのは、コッチ。
法枠の破壊した箇所の路肩に着目!

路肩に落ちている変な土。
簡易法枠の破損箇所から落下して溜まっているものと推察。

ほほう。
岩片らしきものを見ると。。。。。
スレーキングしちょる!

しちょる!しちょる!スレーキング。
「スレーキングとは」
乾燥した特定の粘土質な岩あるいは凝灰岩などが降雨などの水分を吸収して自壊して細粒化する現象。水の浸入によって内部の間隙中の空気が圧縮され粒子間に引張力として働くことや粒子が水を吸収し粒子間隔を広げ粒子間結合力が低下することなどで発生する。
ですので、やや古い時代の強度が落ちた岩であったり、固結度の低い第三紀あたりの時代の岩盤だとスレーキングしやすい印象ですよね。要は水を吸わないと発現しないから。
間違ってはいけないのは、蛇紋岩とかの膨張性の地山系は、これとはチョット違うということ。
あっちは特定の鉱物が原因ですので。
なんやったかな?モンモリロナイトとか。
オモシロイ名前やんね。モンモリロナイトって。

ほんで、上を見ると、簡易法枠の裏の岩盤が法枠破壊箇所から見えている。
そこの地山の表面もスレーキングしてまんねん。
スレーキングしやすい地質は、地すべりや崩壊に直接的に関係するので、要注意!
スレーキングすると、当然ながら著しく強度が低下します。
そして、この状況。。。
この層理面を使って、滑ったかな?
画面左下がり方向に分離面がたくさんあると思いますが、これが層理(面)です。
つまり、この地層の素が堆積した時の水平面。
層理面は、はがれやすい。
微妙に異なる材料が面するので。。。。
この面が、画面左下がりで、しかも手前向きに上面が見えている。
つまり、道路面に対して、緩い流れ盤(傾き)をなすということ。
斜面防災では、この弱線となりやすい層理面が傾斜する方向が重要となる。
ここだと、前述のとおり道路面に対する面の傾斜(疑傾斜)において水平に近い緩い流れ盤をなす走向・傾斜(面の傾斜)かな?
そうすると先に述べた法枠の破壊され方にも説明がつく。
そう、道路の方へ押し出すセンスとなる。
このような崩壊機構を理解したうえでないと効果的な対策工の設計はできないのです~
現象への理解が乏しい状況で対策工を検討、設計すると。。。。
最悪、破壊します。
ところで、ここの岩盤。
地質的にはスレーキングするような頁岩?凝灰岩?どっちだろう?
地質図を見て判断しないと、見た目だけでは判断できないことも多いですよ。
いずれにしても、こりゃ、結構、深刻なダメージを受けた法面だと思います。
ほんと、スレーキングって、案外、どこでもあったりするから。
要注意ですよ!
やっぱ、地質はロマンだよね~
ついでだけども。。。。
【関連記事(アルジェリアのアルジェライトとの闘い)】
>>>アルジェリア東西道路建設現場で崩れる岩アルジェライトとの苦闘
スレーキングと斜面崩壊の話に興味があるようでしたら見て行って。
私がアルジェリアで2か月間、スレーキングと戦ったって話です。
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