「ため池の改修工事現場」
そこそこハデ?に工事していたので記事にしてみました。
近所では無いのですがランニング中に見かけたため池の改修工事現場です。
既に堤防(土提)は再構築された後のようです。
工事用道路が上流側から貯水池内へ延びています。

工事用道路の構成はクラッシャーラン?
盛土勾配は1割か1割2分くらい?

工事用道路の縦断勾配は最大15%くらい。
(100m行って、15m下がる勾配)
あるいは10%でしょうか?
(100m行って、10m下がる勾配)

土提の下流側へ来ました。
結構急勾配ですよね。。。。
1割5分くらいでしょうか?最急勾配の部類に入るでしょう。
元々の用地境界を変えないように配慮したのだと思います。
つまり、元々あった堤を壊して再構築したイメージ。


下流側に回り込むと底樋の出口が見えました。
元々の堤を再構築した感じでしょう。
つまり用地境界は変化なし。
そんなかんじ?
じゃあなんで改修した?同じカタチなら意味ないじゃん?
そうね。
恐らく、取水施設関連を改築したかったのでしょう。
洪水吐(余水吐)や取水孔など。
堤体自体にも、もしかしたら漏水等の問題があったかも知れません。
いずれにしても、ココのように堤体が短い場合、前述の施設を改修するのに堤体を大きくカットしますので、不安要素が残る堤体もまとめて改修ってことになりやすいのでしょう。
堤体の不安要素としては、耐震性、漏水問題などがあります。
常時のすべり安定性などについては、長年供用されているものには問題は少ないはずです。
そうでなければ、遠の昔に破堤しているでしょう。

で、技術者が見たい部分。
取水施設関連です。
底樋はありますが斜樋はないようです。
水平方向の排水口はありますね、満水位あたりに。

どうも、昔ながらの余水吐(洪水吐)ではなく今風のタイプですね。
一定水位以上は排水口へ流すか底樋の方へ落水させて流す。
横方向の排水口は常時開閉か否かは不明です(見えない)。
主塔?部分は、例えるならば集水桝のような感じ?
底樋の上流端に桝があるタイプ。
そして、その桝の側面にスライドゲートがついている感じ。
これで取水(配水)量を調整できる。
立ち入り禁止なので、その中はみれません。。。。
恐らく、何の調整機構もない単純構造だと思います。
ただ、調整容量を設けていて洪水調整池の機能を持っているかも知れません。
当然、スライドゲートによる任意排水も当然可能でしょう。
スライドゲートの開閉度によるオリフィス効果も期待できるかも知れません。
コンパクトながらよく出来た機構だと思います。
そして、この状態から、護岸はどうなるか楽しみですね。
また、完成したくらいに来て観ようと思います。
ちなみに、昔のタイプはコレ。


余水吐(洪水吐)があって、横に斜樋がある。
恐らく、斜樋の下に底樋がある。
そんな昔ながらのタイプです。
もしかしたら、斜樋は無いタイプかも知れません。
そもそも、斜樋は写真のような間接的な開閉機構を持たない時代のモノで、多段式に穴をあけて段階的な貯排水できるようにしたもの。木材などで栓をして段階止水(貯水)する。
今は、あえて斜樋を設ける必要もないのです。
写真のように間接的に底樋のゲートを開閉できるから。
もちろん多段式に間接開閉装置のあるものもあるでしょうね。
護岸は張りブロックになっています。
一般的です。
常時満水位+αか設計洪水位あたりまで張っているでしょう。
あとは正確には「ため池」と「調整池」は設計上は別物なので注意は必要です。
機能的に両方を兼ねるものは当然ありますが、基本は別物です。
あと、余談かも知れませんが「ため池」のほとんどは利水組合等の民間組織が所有しているものです。
これが、ため池破堤等による防災上の課題解決をややこしくしている部分でもあるのです。
ため池ハザードマップって見た事ありますか?それです。
大規模地震時にため池が破堤して洪水になるってリスク。
フラッシュ的に放水されるので、被害は甚大となり易いです。
そして、防災上、ため池改修や補強が必要と判断された場合、そのコストを所有者が賄えないという問題があるのです。
どの分野にも似たようなことはあるかも知れません。
こんな観察も技術者の日常でしょう。
ですが、危ないのでため池や調整池には近づかないように。
立ち入り禁止エリアは、絶対に入っちゃダメです。
そこそこハデ?に工事していたので記事にしてみました。
近所では無いのですがランニング中に見かけたため池の改修工事現場です。
既に堤防(土提)は再構築された後のようです。
工事用道路が上流側から貯水池内へ延びています。

工事用道路の構成はクラッシャーラン?
盛土勾配は1割か1割2分くらい?

工事用道路の縦断勾配は最大15%くらい。
(100m行って、15m下がる勾配)
あるいは10%でしょうか?
(100m行って、10m下がる勾配)

土提の下流側へ来ました。
結構急勾配ですよね。。。。
1割5分くらいでしょうか?最急勾配の部類に入るでしょう。
元々の用地境界を変えないように配慮したのだと思います。
つまり、元々あった堤を壊して再構築したイメージ。


下流側に回り込むと底樋の出口が見えました。
元々の堤を再構築した感じでしょう。
つまり用地境界は変化なし。
そんなかんじ?
じゃあなんで改修した?同じカタチなら意味ないじゃん?
そうね。
恐らく、取水施設関連を改築したかったのでしょう。
洪水吐(余水吐)や取水孔など。
堤体自体にも、もしかしたら漏水等の問題があったかも知れません。
いずれにしても、ココのように堤体が短い場合、前述の施設を改修するのに堤体を大きくカットしますので、不安要素が残る堤体もまとめて改修ってことになりやすいのでしょう。
堤体の不安要素としては、耐震性、漏水問題などがあります。
常時のすべり安定性などについては、長年供用されているものには問題は少ないはずです。
そうでなければ、遠の昔に破堤しているでしょう。

で、技術者が見たい部分。
取水施設関連です。
底樋はありますが斜樋はないようです。
水平方向の排水口はありますね、満水位あたりに。

どうも、昔ながらの余水吐(洪水吐)ではなく今風のタイプですね。
一定水位以上は排水口へ流すか底樋の方へ落水させて流す。
横方向の排水口は常時開閉か否かは不明です(見えない)。
主塔?部分は、例えるならば集水桝のような感じ?
底樋の上流端に桝があるタイプ。
そして、その桝の側面にスライドゲートがついている感じ。
これで取水(配水)量を調整できる。
立ち入り禁止なので、その中はみれません。。。。
恐らく、何の調整機構もない単純構造だと思います。
ただ、調整容量を設けていて洪水調整池の機能を持っているかも知れません。
当然、スライドゲートによる任意排水も当然可能でしょう。
スライドゲートの開閉度によるオリフィス効果も期待できるかも知れません。
コンパクトながらよく出来た機構だと思います。
そして、この状態から、護岸はどうなるか楽しみですね。
また、完成したくらいに来て観ようと思います。
ちなみに、昔のタイプはコレ。


余水吐(洪水吐)があって、横に斜樋がある。
恐らく、斜樋の下に底樋がある。
そんな昔ながらのタイプです。
もしかしたら、斜樋は無いタイプかも知れません。
そもそも、斜樋は写真のような間接的な開閉機構を持たない時代のモノで、多段式に穴をあけて段階的な貯排水できるようにしたもの。木材などで栓をして段階止水(貯水)する。
今は、あえて斜樋を設ける必要もないのです。
写真のように間接的に底樋のゲートを開閉できるから。
もちろん多段式に間接開閉装置のあるものもあるでしょうね。
護岸は張りブロックになっています。
一般的です。
常時満水位+αか設計洪水位あたりまで張っているでしょう。
あとは正確には「ため池」と「調整池」は設計上は別物なので注意は必要です。
機能的に両方を兼ねるものは当然ありますが、基本は別物です。
あと、余談かも知れませんが「ため池」のほとんどは利水組合等の民間組織が所有しているものです。
これが、ため池破堤等による防災上の課題解決をややこしくしている部分でもあるのです。
ため池ハザードマップって見た事ありますか?それです。
大規模地震時にため池が破堤して洪水になるってリスク。
フラッシュ的に放水されるので、被害は甚大となり易いです。
そして、防災上、ため池改修や補強が必要と判断された場合、そのコストを所有者が賄えないという問題があるのです。
どの分野にも似たようなことはあるかも知れません。
こんな観察も技術者の日常でしょう。
ですが、危ないのでため池や調整池には近づかないように。
立ち入り禁止エリアは、絶対に入っちゃダメです。
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