「地中管路にかかわる空洞調査の限界」
地表からでは限界がある。。。。
だけども、内部からも同様。
言うは易く行うは難し。
■地中管路における問題の顕在化
地中管路が問題となりはじめて久しい。
約10年前の博多駅前の陥没事故は地下鉄のNATM工法に問題があったということで、ちょっと今回の趣旨と違うけれども。。。。。。
博多駅前の陥没の時、私は博多に居ました。
真っ暗の博多駅でさまよってました(笑)
【関連記事(博多駅前の陥没事故のとき博多駅に居た)】
>> 近く作成しますね

停電して真っ暗なホーム。
話を戻しますが。。。。
令和7年(2025)1月に発生した「埼玉県八潮市道路陥没事故」は記憶に新しい。
これは、地中管路において硫化水素が管体であるコンクリートを浸食したため、管路天に穴があき、そこから土砂が管路内に流出することで、上方へ向けて空洞が発達したものである。
これによって、地表面の土砂のグラウンドアーチが限界を迎えた段階で陥没した。
テルツァギーの緩み土圧公式って言った方が管路技術者はうんうんと言うでしょうか。
そんなことで、陥没事故、あるいは漏水事故は近年、増加の傾向にあるんでしょうね。
そう思うでしょ?
実は、右肩下がりな傾向なんですよ。
不思議?!
技術士試験なら、具体的な数字を調べて書かないとエビデンス不足になりますが。
ここでは詳しく書きません。
現状を引用するなら、国土交通省のHPを見るのが良いでしょう。
下水管路は腐るんです。
結構な速度で。
化学物質や硫化水素の影響で、コンクリートが浸食されます。
予想よりも早い速度で管厚が薄くなり、抜けてしまう。。。。
レジンコンクリート製の管路もありますが、昔はそんなん使ってないです。
特殊な薬品工場だけでしょう多分。
■なぜ陥没を招く空洞を発見できない?
地表からのレーダー探査でそれなりに検出はされる。
車で走りながらの概査で目星をつけて、抽出箇所を重点調査する。
その過程で、ある程度は検出できるでしょう。
だけども、地中には様々な管路や異物が入っている。
そのうえ、舗装付近にもいろいろと入っている。
開削であれば埋戻土に異物が入れば電磁波の邪魔をする。
厄介な存在にスラグ砕石なども。
要はレーダーの電磁波なんかを邪魔するモノが入っているとダメなんです。
だから、スッキリしない。
探査解析結果の評価でも、断言はできない。
なんか、可能性が高い。
そんねコメントくらいまで。
空洞を検知できます!(した!)って断言できないんですよね。
不確実性を完全には払拭できないんでしょうね。。。。
その部門の人は、大変だと思います。
おたくに調べてもらって、空洞無いって言ってた区間で陥没したよ!!
なんてクレームが来たら、堪ったもんではないでしょう。
ストレス、お察しします。
そんなことで、空洞を確実に捉えるなんてことは、事実上、できないのです。
■管路の中から調査(探査)できたら大発明
だから、管路の中から外へ向けて探査できたら確実性が高いのです。
もちろん、管路の壁面も観察できるからね。同時に。
管路の内壁に穴がなくても空洞があることはありますからね。
当該管路の問題ではなく近接管の影響による空洞や管路周りを水ミチにして縦断浸食が進行していることだってあり得る。
だから、管路内から外へ調査できたら素晴らしいのです。
でも、なんでデキナイ?
実に簡単。
管路の壁体が、すべてを遮断するから。
レーダー電磁波も弾性波も、ぜんぶ跳ね返る。
これを解決できるか。
あるいは新しい手法で管路の向こう側(土の状態)を把握できたら、大発明!
大儲け、間違いない。
そして、陥没事故を相当に減らせる。
事前にグラウト充填とかできるからね。
だれか発明してくれないかねぇ。
未来のために。
■今の流行?今できることは管更生で凌ぐこと
とにかく、老朽化管路は手当しないと仕方がない。
放置できんでしょ?
陥没も確かに重大事故ですが、復旧まで汚水管路が使えなかったら。。。。。
マジ大変ですよ??
だから、あちこちで管更生やっている。
写真はSPR工法。

こういった管更生工事をあちこちでやっているでしょ?
点検と評価、維持管理計画に基づいてね。
管更生は既存管を生かすのが多いので施工が早い。
コストもやり換えることを考えたらだいぶ安い。
だから補修延長稼げる最適解かもね。
単独、複合など製品(工法)によって断面仕様や考え方が違うけれども、基本は似たようなもの。
管の内側を補強するのが基本でしょう。
内側巻いたら管路断面減るじゃんて?
まぁね。。。。だけど粗度係数が下がるからさ。
そこらへんは、ちゃんと考えられていますよ。
■維持管理計画とは?
維持管理計画って言うのか、どうか。
正直、私にはわかりません(笑)
自分で調べてください。
横文字で言うなら、そう。
いま流行のストックマネジメント。
似たようなのにアセットマネジメント。
似て非なるものですね。
下水道でいうと、管路網の健全度調査・評価を経て、維持修繕計画や点検計画を立て、それを実行していく。PDCAサイクルで既存のストック(下水管)をマネジメント(管理)していく。
そして、さらに、これを現実路線へ乗せる必要がる。
それらの過程で、「ひと」、「もの」、「かね」を総合的にマネジメントする必要がある。
これがアセットマネジメント。
そう、「かね」が重要になるんですよ~。
結局、財源がクリティカルになるんだろうと思います。
世の常ですね。
最近は、「ひと」(人材)も厳しいらしいですが。。。
修繕計画などが絵にかいた餅にならんように、総合的にマネジメントするってことよね。
アセットマネジメントは。
みなさん、管路関連、特に下水道管路は大変なんですよ。
応援してあげてくださいね。
地表からでは限界がある。。。。
だけども、内部からも同様。
言うは易く行うは難し。
■地中管路における問題の顕在化
地中管路が問題となりはじめて久しい。
約10年前の博多駅前の陥没事故は地下鉄のNATM工法に問題があったということで、ちょっと今回の趣旨と違うけれども。。。。。。
博多駅前の陥没の時、私は博多に居ました。
真っ暗の博多駅でさまよってました(笑)
【関連記事(博多駅前の陥没事故のとき博多駅に居た)】
>> 近く作成しますね

停電して真っ暗なホーム。
話を戻しますが。。。。
令和7年(2025)1月に発生した「埼玉県八潮市道路陥没事故」は記憶に新しい。
これは、地中管路において硫化水素が管体であるコンクリートを浸食したため、管路天に穴があき、そこから土砂が管路内に流出することで、上方へ向けて空洞が発達したものである。
これによって、地表面の土砂のグラウンドアーチが限界を迎えた段階で陥没した。
テルツァギーの緩み土圧公式って言った方が管路技術者はうんうんと言うでしょうか。
そんなことで、陥没事故、あるいは漏水事故は近年、増加の傾向にあるんでしょうね。
そう思うでしょ?
実は、右肩下がりな傾向なんですよ。
不思議?!
技術士試験なら、具体的な数字を調べて書かないとエビデンス不足になりますが。
ここでは詳しく書きません。
現状を引用するなら、国土交通省のHPを見るのが良いでしょう。
下水管路に絞って整理すると次のような概況だそうです。
・全国の下水道管路の総延長は約50万km(都市下水路を除く)。
・全国の下水道管路の総延長は約50万km(都市下水路を除く)。
・標準耐用年数50年を経過した管路の延長約4万km。
10年後は約10万km
20年後は約21万km
年間整備延長のピークが平成10年(1998)なので、そこまでは老朽化延長は加速しますよね。
■下水管路は腐るのが早い10年後は約10万km
20年後は約21万km
年間整備延長のピークが平成10年(1998)なので、そこまでは老朽化延長は加速しますよね。
下水管路は腐るんです。
結構な速度で。
化学物質や硫化水素の影響で、コンクリートが浸食されます。
予想よりも早い速度で管厚が薄くなり、抜けてしまう。。。。
レジンコンクリート製の管路もありますが、昔はそんなん使ってないです。
特殊な薬品工場だけでしょう多分。
■なぜ陥没を招く空洞を発見できない?
地表からのレーダー探査でそれなりに検出はされる。
車で走りながらの概査で目星をつけて、抽出箇所を重点調査する。
その過程で、ある程度は検出できるでしょう。
だけども、地中には様々な管路や異物が入っている。
そのうえ、舗装付近にもいろいろと入っている。
開削であれば埋戻土に異物が入れば電磁波の邪魔をする。
厄介な存在にスラグ砕石なども。
要はレーダーの電磁波なんかを邪魔するモノが入っているとダメなんです。
だから、スッキリしない。
探査解析結果の評価でも、断言はできない。
なんか、可能性が高い。
そんねコメントくらいまで。
空洞を検知できます!(した!)って断言できないんですよね。
不確実性を完全には払拭できないんでしょうね。。。。
その部門の人は、大変だと思います。
おたくに調べてもらって、空洞無いって言ってた区間で陥没したよ!!
なんてクレームが来たら、堪ったもんではないでしょう。
ストレス、お察しします。
そんなことで、空洞を確実に捉えるなんてことは、事実上、できないのです。
■管路の中から調査(探査)できたら大発明
だから、管路の中から外へ向けて探査できたら確実性が高いのです。
もちろん、管路の壁面も観察できるからね。同時に。
管路の内壁に穴がなくても空洞があることはありますからね。
当該管路の問題ではなく近接管の影響による空洞や管路周りを水ミチにして縦断浸食が進行していることだってあり得る。
だから、管路内から外へ調査できたら素晴らしいのです。
でも、なんでデキナイ?
実に簡単。
管路の壁体が、すべてを遮断するから。
レーダー電磁波も弾性波も、ぜんぶ跳ね返る。
これを解決できるか。
あるいは新しい手法で管路の向こう側(土の状態)を把握できたら、大発明!
大儲け、間違いない。
そして、陥没事故を相当に減らせる。
事前にグラウト充填とかできるからね。
だれか発明してくれないかねぇ。
未来のために。
■今の流行?今できることは管更生で凌ぐこと
とにかく、老朽化管路は手当しないと仕方がない。
放置できんでしょ?
陥没も確かに重大事故ですが、復旧まで汚水管路が使えなかったら。。。。。
マジ大変ですよ??
だから、あちこちで管更生やっている。
写真はSPR工法。

こういった管更生工事をあちこちでやっているでしょ?
点検と評価、維持管理計画に基づいてね。
管更生は既存管を生かすのが多いので施工が早い。
コストもやり換えることを考えたらだいぶ安い。
だから補修延長稼げる最適解かもね。
単独、複合など製品(工法)によって断面仕様や考え方が違うけれども、基本は似たようなもの。
管の内側を補強するのが基本でしょう。
内側巻いたら管路断面減るじゃんて?
まぁね。。。。だけど粗度係数が下がるからさ。
そこらへんは、ちゃんと考えられていますよ。
■維持管理計画とは?
維持管理計画って言うのか、どうか。
正直、私にはわかりません(笑)
自分で調べてください。
横文字で言うなら、そう。
いま流行のストックマネジメント。
似たようなのにアセットマネジメント。
似て非なるものですね。
下水道でいうと、管路網の健全度調査・評価を経て、維持修繕計画や点検計画を立て、それを実行していく。PDCAサイクルで既存のストック(下水管)をマネジメント(管理)していく。
そして、さらに、これを現実路線へ乗せる必要がる。
それらの過程で、「ひと」、「もの」、「かね」を総合的にマネジメントする必要がある。
これがアセットマネジメント。
そう、「かね」が重要になるんですよ~。
結局、財源がクリティカルになるんだろうと思います。
世の常ですね。
最近は、「ひと」(人材)も厳しいらしいですが。。。
修繕計画などが絵にかいた餅にならんように、総合的にマネジメントするってことよね。
アセットマネジメントは。
みなさん、管路関連、特に下水道管路は大変なんですよ。
応援してあげてくださいね。
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