「南紀熊野ジオパークセンター」

 先日、現場調査の合間に行ってきました。
 本州最南端がどうなっているのか?

 そんな興味があって、行ってきました。
 ジオパークセンターがあることは知りませんでした(笑) 

 アテにしていなかった施設なのですが、入ってみたら楽しめました。
 雨が降って平日で、紅葉もまだ早いので、ガラガラでした(笑)
 開店ガラガラ!(閉店ではない) 

 施設全景です。
 駐車場に、車は1台も止まっていない。。。。
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 入ると、看板。
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 当然、南紀の地質構成が説明されています。
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 南紀の地質関連、観光資源が一覧に示された巨大ボード。
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 地質的な展示コーナー。
 結構、マニアックな部分まで示されています。
 恐らく、コンサル若手なら十分に勉強になるでしょう。IMG_2363
 連続的に展示があり、そしてモニターによって様々な映像を見ることができます。
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 紀伊半島は、巨大なマグマ活動があった地域なのです。
 世界的に有数な規模とのこと。
 すごい。
 巨大カルデラ噴火により、巨大な大地が沈んだ。。。。。そうです。
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 付加体(帯)。

 結構、難しい地質です。
 海洋プレートに乗って東から来た地質が日本海溝を沈んでいく過程で日本列島側に張り付いていく。。。
 それが積もり積もって、言わばグシャグシャになって重なっていく。。。。
 地質屋さんの言う、「揉まれた地層」となって、斜面防災上、厄介な地質に成長する。。。。
 超丹波や、神戸層群の凝灰岩・泥岩、蛇紋岩なんかと同様に、厄介なのです。
 
 そのうえ、海底地すべり、オリストストロームなんかもあったりして、面倒な地質です。
 知識として難しいのと、土木工事の面から見ても難しいヤツなのです。

 補足ですが、メランジェ(混在岩)も、付加体を象徴する地質なのですよ。
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 展示コーナーには、遊べるものも幾つかあります。
 化石発掘体験。
 誰も居なかったので、やりました(笑)
 どうみても、子供が遊ぶヤツ。。。。。
 刷毛で画面を払うと化石が徐々に見えてきます。
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 発掘した化石は、情報を教えてくれます。

 地質的なモノの他に、南紀熊野の樹木に関しても展示がありました。
 木材の香りを嗅げるコーナー。
 ヒノキ風呂に入りたくなりますよ。。。。
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 展示室の隅で、浸食?流砂?実験していました。
 砂を張った大型トレーに水を流す。
 どんどん浸食して、地形や川の形状がかわっていく。
 これ、実際の自然界と同じ現象を凝縮しているんですよ。
 すごいもの見れました。
 ありがとうございます。
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 ジャンジャン浸食して、川が出来て下流へ流れていく。
 いろいろな形状の砂洲ができたり、上流の崖地形では浸食による後退が進みます。
 崖地形付近に住むと危ないってことは一目瞭然。。。。

 もちろん、氾濫原に居ても、同じこと。
 日本に安全な場所はないんです。
 そう思っていた方がいい。

 日頃から、防災意識をもって生きていかねばなりません。
 私も、もっと、認識を高めないと。。。。。